家族 ページ8
水「...では、俺からも質問していいか。」
『あ、義勇さん!
答えられることであれば
蟲「冨岡さんはあっちに行っておいてください。
ここは女子会なのが見てわかりません?
邪魔です。 鮭大根でも食べていればいいんじゃないですか?
それと、Aには手を出さないでくださいね。」
...し、しのぶさん。
義勇さんが泣きそうですよ...?』
俺は嫌われているのか...?と、訴えかけるような瞳で見つめられても私にはどうすることもできません。
だってしのぶさんの額に青い血管がうかんでるんですよっ!!
鬼舞辻無惨より断然怖い。
『私はかまわないですよ?
なんでも聞いて下さい(ニッコリ 』
恋(Aちゃんっ!!!
一人ぼっちでほとんど忘れられていた冨岡さんにも優しいのね...!!
キュンッ!!!!♡)
水「...Aの家族は、いるのか。」
っ...! なかなか痛い所をついてきたなぁ...。
『...まず、優しくて強い父親。
その父親と一般人の母親の間に産まれた二人のうちの妹が私です。
姉は...生きているのかも、分からないです。
そして、その父親と、鬼殺隊の隊員だった女性の間に産まれたのが、この日輪刀を私にたくして亡くなった兄です。
...兄の名前すら、知らないのですが。』
えー、ご説明致しましょう。
まず私は、名前を知らなかった。
あ、自分の名前を知らなかったのではなくて。
名前、というものがあるのを知らなかった。
名付け親は亡くなった兄。
最終試験の日、少し早く家を出て私に会いに来てくれた。
そこで、いきなりつけられた名前がA。
その時初めて、名前、を知ったので兄の名を知らないというわけ。
『父は私が小さい頃に亡くなり、兄の母はそれを追うようにして亡くなりました。
あの二人はすごく優しかった...。
複雑な立場であるはずの兄の母も、私や姉には優しかったんです。
...でも、その人たちをなくした以上、逃げ場は兄のみ。
姉は母にかわいがられており、そのぶん私には厳しかった。
私は普段、檻のような空間で生きていたので、扱いは家畜同然でしたね...。
大抵は魚の骨や生肉を食べていましたが、兄がたまに自分のご飯を私にくれました。
白米と焼き魚など。
そんなものでも、すごく美味しかった。
さらに、週に一度、夜こっそり兄が稽古をつけてくれました。
一度、二人で逃げたこともありました。
冬だったかな...。』
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彼方(プロフ) - ☆カペラ★さん» 是非、是非よろしくお願いします! (2020年3月25日 14時) (レス) id: 02a7054be0 (このIDを非表示/違反報告)
☆カペラ★ - 彼方さん» いえいえ!!今度、リクエストがあれば伝えますね!! (2020年3月25日 14時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - ☆カペラ★さん» 今回の番外編は、☆カペラ★さんの協力あってのものです。本当にありがとうございました! (2020年3月25日 10時) (レス) id: 02a7054be0 (このIDを非表示/違反報告)
☆カペラ★ - 彼方さん» キャァァァ///とっても素敵でした///ポッキーゲーム最高ですね///私も時透双子に触れたい!! (2020年3月25日 8時) (レス) id: 04526cdaa3 (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - ☆カペラ★さん» 返信遅くなりました!ポッキーゲームいいですね…やばいまた妄想がw とにかく死ぬまでに一度でいいから時透双子に触れたい(キリッ) (2020年3月23日 12時) (レス) id: 02a7054be0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彼方 | 作成日時:2020年3月15日 1時