桜の時期は出会いと別れ【時透無一郎】 (ページ20)

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運命が動き出す8　4月2日編1 ページ20

無一郎side
－小桜邸－
霞「あ、時透君、お待たせー！」
　と、言いながら走って来る霞。
いや、可愛すぎだろ～っっ！←キャラ破壊

霞「ごめんね。待った？着物のしつけに時間がかかっちゃって」

　そう。今日はいつもの隊服ではなく、着物なのだ。(僕があらかじめ言っておいた)雰囲気を変えるためにね。
　それにしても…可愛すぎる。失神しそう。霞は鬼より強い力を持ってるかも。

時『僕も今来たところだよ。じゃあ、行こっか』

霞「うん！」
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　午後12時
霞「ちょっとお腹空いたなぁ」

時『え。さっきまでいろんなところでいろんな物を食べてたじゃん』(どんだけ胃袋に入るんだよ)

霞「い、いいじゃん！お腹空いたんだもん！」

時『まあ、霞がお腹空いてるならいいけど。そこの飲食店入ろっか』

霞「うん！」
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
店「いらっしゃいませー！」

霞「えっと…揚げうどんを1つと」

時『ネギうどんを1つ』

店「揚げうどんとネギうどんを1つずつだね。揚げうどんとネギうどん、一丁！」
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
　ｽﾞｿﾞｿﾞｿﾞｿﾞｯ
霞「ん～♪おいしー！」

時『美味しい…』

思ったよりも美味しい。
－15分後－
霞「美味しかった！時透君、あらかじめ調べておいたの？」

時『ううん、適当に入っただけ』

霞「ふーん。…あっ！これって“柱の勘”って奴なのかな？」

時『柱の勘？…多分違う』

霞「うーん。そっか…」
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－夕方－
霞「夜桜も綺麗だね」

時『うん』

霞「…」
時『…』

　沈黙…気まずい…
　でも、今、言わなきゃ。
　言える。僕は
　鬼殺隊霞柱時透無一郎だから。
　漢だから。

時『霞。今、言わなきゃいけない事がある。霞が嫌だったら、否定してくれて構わないから』

霞「…？」

　息を沢山吸い込んだ。

時『僕は
　霞の事が』

　『好きなんだ』