第1話:夢 ページ3
松陰寺side
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「……ん。」
「松陰………ん!」
「松陰寺さん!!」
「フアッ!!」
聞き覚えのある声で目を覚ます。
どうやら眠ってしまっていたようだ。
隣にいる岡部巡査に軽く謝罪を告げた。
起こしてくれていたらしい。
「伊達司令官に怒られますよ!こんな時に寝れるなんてどんな神経してるんですか?!」
小声で怒られて、再度謝罪をする。
いや睡眠はとろう、と言っても良かったのだが、火に油を注ぐことはしたくないので言わなかった。
そう。今は会議中だ。会議と言っても、大したことを話している訳では無い。
というのも、
『次の一日警察署長は誰にお願いするか』
という、俺たちが相談することなのかも怪しい議題だ。まぁ、伊達司令官がやりたくてやってるんだろう。眠くなるのも当然だ、と言いたいとこだがいくらなんでも会議中に寝るなんてのは非常識だ。
前回は浜辺〇波さんに来て頂いた。
あー、あの時は驚いたな。てっきり兼近が選ばれるとおもっていたのだが、まさか俺だとは。
1人思い出に浸っていると岡部に肩をつつかれた。
「兼近のこと、起こしてくださいよ。俺じゃ届かないので。」
そう言われて左隣を見ると兼近くんが眠っていた。
はぁ、とため息をこぼす岡部に申し訳なさを感じながら、俺は隣にいる兼近の肩を揺すった。
「フォい、ファねちかくん!フォきろ!」
兼近は俺の声ではっ、と目を覚ました。
「すみま千利休ー……」
俺へ謝罪をしながら(彼なりの)、またこっくりこっくりとし始めたので、眠ってしまわないか心配だ。
そんなことをしていると、伊達司令官にギロリと睨まれた。
慌てて目の前の書類に目を移し、さも読んでいるかのようによそおった。
そして伊達司令官が俺らから目を離したのを盗み見て、1人ホッと、胸を撫で下ろした。
隣でまた、岡部がため息をついていた。
すまん、ありがとう岡部。
それにしても、またあの夢。最近よくみる。
思い出したくもないのに…。
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口調迷子です。
書きながらほのぼのしてました。
ではまた2話でお会いしましょう!
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OEMydCEj3UJqefR(プロフ) - ぺこぱも松蔭寺(松井)さんも好きでどハマり中です。ハマグリコンビも良いですよね (2021年8月7日 20時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
MUGI - OEMydCEj3UJqefRさん» こ、こんな所まで?!もう嬉しいです…。本望… (2021年8月7日 13時) (レス) id: 26f7606c1b (このIDを非表示/違反報告)
OEMydCEj3UJqefR(プロフ) - こちらも凄く興奮致しましたです。 (2021年8月6日 21時) (レス) id: 77110d258d (このIDを非表示/違反報告)
MUGI - そう言っていただけて嬉しいです…。ぺこぱ沼はハマると二度と帰れま10! (2021年4月25日 14時) (レス) id: a259f7b0be (このIDを非表示/違反報告)
ケイコ22 - 初めまして。泣きました。最近になって、ぺこぱ沼にハマったんですけど、突破警察好きすぎますwww松陰寺さんが尊い…本当にありがとうございました…最高すぎました! (2021年4月19日 13時) (レス) id: d53b572221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MUGI | 作成日時:2021年3月3日 21時