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「 ん…、あれ、朝、」
伊「 おはよ〜 」
ぼんやりと目を開けるとテーブルでお味噌汁を飲む伊野尾さんが目に入った。
「 え、もしかして帰ってきてそのまま… 」
伊「 うん、寝た。」
まじか、やっちゃった。
ご丁寧に毛布までかけてくれちゃって。
「 …ごめんなさい 」
伊「 ふは、なぁんでよ。いいよ別に 」
目を細めて軽く笑う彼を見ると、怒ってはいなさそうで少し安心した。
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けど、
「 私もお味噌汁飲みたい。」
伊「 それくらい自分でやってよ、インスタントだし」
って、
目も合わせてくれないの。
やっぱり怒ってるのかな。
なんて思ったけど、まあいっか。
ソファーから起き上がり、キッチンへ向かい、インスタントのお味噌汁を作る。
なんとなく、
なんとなくだけど、
今日の伊野尾さんは、なんか変だ。
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作者名:つむぎ . | 作成日時:2017年6月4日 19時