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目に入ったのは、かわいい猫のキーホルダー。
一度気になったら目が離せなくなって。
伊「 なーに、ほしいの?」
なんて言われて、うん!って振り返りそうになったのを頑張って抑えた。
ほんとはすごい欲しかったけど、でも、
「 でもやったことないし、いいや 」
どうせやってみたところで下手っぴで取れないもん。
お金ばっかり掛けちゃうくらいならお店で買った方がいいしね。
あんまり気にされないうちにこの場所を離れようとすると、
くい、と服をちょこっとだけ引っ張られて引き止められる。
伊「 見てて。」
ってそれだけ言うと伊野尾さんは躊躇いもなく小銭を投入した。
伊「 言っとくけど、俺上手いからね 」
よーし、全部取ってやる、とか言いながら機会を操作する彼の横顔から、
また、目が離せなくなっていた。
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作者名:つむぎ . | 作成日時:2017年6月4日 19時