至上主義 #3

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どうやら三橋くんと伊藤くんに果し状を出したという紅野さん。



しかし、約束の時間になっても動く雰囲気はない。






ユタカ「おいいかねえのかよ！」


紅野「行くわけないじゃん、からかってやったんだよ」


ユタカ「ふざけんなよ！！勝負するんじゃなかったのかよ！！」


紅野「もーそんな大きな声出さないで落ちつけって。明日ね！明日…必ずやろう、あの2人を。」


ユタカ「果たし状はタイマンするためにだすもんだろーが。」


紅野「タイマン…？」





紅野さんがそういうと爆笑し始める3人。






なにが面白いのだろうか。


ユタカさんはおかしなことなんにも言ってない。





ユタカ「おいなにがおかしいんだよ…」


紅野「だっせー！ちょっとユタカちゃん面白すぎ！」


ユタカ「俺は…この気持ちにケリつけるためにタイマンはりてぇだけなんだよ」


紅野「もー、そもそもそんな1対1で喧嘩してくれる人いるわけないでしょ。」


ユタカ「…やってやる。」







そう言って出て行ったユタカさん。



私も追いかけようと立ち上がるが、紅野さんに阻止される。






紅野「もー、Aちゃんまで変なことしないで？」


『…うるさい、あんたらみたいな最低な人たちと一緒にいたくなんかない！！』





私は紅野さんの手を振り払い、

急いでユタカさんを追いかけた。

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