至上主義 #3

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次の日。


私の耳に予想外の情報が入ってきた。




明美ちゃんと淳一さんと人質にとって
今井さんに、開久の集団が押し掛けてきたらしい。







1人じゃ危ない、そう思った私は、学校を走り回って三橋くんを探す。




伊藤くんは教室のいたからよかったけど

なんでこんな大事なときに三橋くんはいないんだろう。






そう言って2人で探していると、職員室から聞こえる三橋くんの声。





私は思いっきり扉を開けて見ると、

そこには先生のお弁当をむさぼる三橋くんが。






私はなにも言わずに三橋くんの手をとり、

引っ張って外まで出てきた。






事情を説明すると不機嫌そうな顔をする三橋くん。







三橋「そのやろうたちはあの今井がやっつけたんだろ？今朝ちびたくんが教室きて言ってたわ」


『そのちびたくんの谷川さんがさっき教室まで来たの！』


三橋「はあ？」


伊藤「今井が呼び出されたって、昨日の奴らが人数増やして復讐しに来たんだってよ。」


三橋「ええ！せっかく山口先生のお弁当食べてたのにい」







そうめんどくそうに言う三橋くんの手をぐっと握って私はこう言う。









『さすがに…今井さん1人じゃ危ない。お願い三橋くん。』





一瞬びっくりしたような顔を見せた三橋くんだが、

仕方ねぇなあ、と呟いて私たちについてきてくれた。

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