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合宿~63 ページ28

ふわりと柔らかい風が頬を撫でる。

汗で湿り垂れてきた横髪を耳に掛けながら歩く。

スマホを見ると朝3時。まだ朝練には早い。

ふと視界に入った自動販売機へ足を向かわせた。

別に喉は渇いていないがなんとなく行きたい気分だった。

財布から千円札を出し自販機に滑り込ませる。

ピッと軽い音し、間髪入れずにガコンとスポーツドリンクが出てくる。

手に取りまだ熱い額に当てるとひんやりと冷たい。

そのまま部屋へ帰ろうとした時だった。

「A…?」

懐かしくも今は聞きたくなかった声が耳に入り抜けて行く。

『ん…影山か、じゃあな。』

少し出てきた眠気もあり曖昧に返事をし立ち去ろうとする。

しかし見てしまった。

逃がすまいとギラギラ光る飛雄の目を。

スポドリを持つ手の手首を強制的に捕まれ自販機に体ごと叩きつけられる。

肺から空気の塊が出て呼吸が苦しくなる。

『何すんだ影や…』

続きは言えなかった。

飛雄が今まで見たこともない鋭い目付きで俺を睨み付けていたから。

蛇に睨まれた蛙とはこの事を言うんだろう。

「俺が…」

急に飛雄が言葉を発する。

「俺が嫌いなら堂々と言えよ。」

落ち着いた声色で言ってはいるが、今にも崩れ落ちそうな表情だ。

俺は口を開く。

『別に影山…飛雄が嫌いな訳じゃない。







飛雄を助けられなかった自分が嫌いなだけだ。』

本音だ。飛雄を助けられなかった自分が憎い。

なのに飛雄だけを責めて…そんな自分が大嫌いだ。

言ってから3秒ほど飛雄が固まる。

それから抱き締められた。

今度は俺が軽くフリーズする番だった。

「嫌われてたのかと思った…」

『は?嫌いな訳ないじゃん。いつ俺が嫌いとでも?それに今は烏野のオレンジ君がトスを受けて打ってくれる。つまりちゃんと仲間が居るって事だろ?』


俺以外にだって仲間がいる、大丈夫だと背中を叩いてやる。

そろそろ戻らないとヤバい。飛雄に背を向け走り出す。

きっとあれでちょっとは吹っ切れてくれるハズだ。

アイツは単細胞だから。

#####

影山が言葉を発するが最初自動変換で言葉を
ハッスルになっていて地味に吹きました。←

そして文が変←

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作品ジャンル:アニメ
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けい - 62話の解答赤葦さんですか? (2016年3月21日 13時) (レス) id: 8d6b86ff12 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:そると x他2人 | 作成日時:2015年8月20日 14時

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