合宿~62 ページ27
それから全員自由時間にして、消灯時間となった。
『あの、夜久さん、優、走、一緒に寝てくれませんか?』
なんか他の人色々してきそうなのでと付け足す。
優と走は快くOKしてくれた。
しかし夜久さんは近寄ってきて俺の耳元で囁く。
「別にいいけど…俺だって、」
__男だからな?
その言葉はやけに響いたが深く考えてもしょうがない。出来る限り笑ってお礼を言った。
…夜久さんのうつ向いた顔が赤かったのは気のせいだろうか。
『じゃ、電気消すな。』
主将の言葉と共に部屋が暗くなる。
それに答えるかのように睡魔が俺を襲う。
その感情に身を任せれば、思考が糸のようにほどけていった。
久しぶりに夢を見た。
幼少期の、それも男装を始めた理由となるもう一人の人物がぼんやりと姿を表す。
柔らかそうな真ん中分けにされた癖っ毛。
切れ長の目。
滅多に開かなかった薄い唇。
やけに大人びていた雰囲気。
それは___
そこでその夢が覚める。
目の前の光景がぐにゃりと曲がり見慣れた場所が映し出される。
そこの入り口に辿り着く。
『体育館…か?』
それも…
「及川さん!サーブ教えてください!」
『ッ!?』
俺の体をつき抜けて行くひとつの影。
『飛雄…?』
そうだ、思い出した。ここは…
『北川第一の…体育館…!?』
気付いた所でまた視界がぐにゃりと曲がる。
次の場面は…
『3年の…インターハイ、か。』
ここでだった。俺や国見、金田一と飛雄の間に大きな亀裂が入ったのは。
「もっと早く飛べ…」
嫌だ、聞きたくない。
しかし夢とは残酷な物で全てが語られてしまう。
ここであと一歩俺が早く飛べていれば…
ここで俺が止められていたら…
罪悪感でいっぱいになる。
それから俺は必死で練習した。
オールポジション出来るようにした。
けれど遅かった。
飛雄に付けられた王様の名を払拭するには。
そこで目が覚めた。服は汗でびっしょりだ。
誰も起きていないことを確認し着替えてから外に出た。
#####
えーAさん、分かります?幼少期の人←
ヒントをだすと、
1東京
2とっても人気のあの方←
これでわかったら…
…景品は無いけれど良いことありますよ!←
ラッキーハイキューアイテム!
及川さんと岩ちゃんのショタ写真
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けい - 62話の解答赤葦さんですか? (2016年3月21日 13時) (レス) id: 8d6b86ff12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そると x他2人 | 作成日時:2015年8月20日 14時