ハイキュー!!【灰羽リエーフの幼馴染みは】「お前イケメンだよな～」『そうか？(ｲｹﾒﾝｽﾏｲﾙ』全-貴「イケメン(ﾄｩﾝｸ」←【イケメン女子でした。】 (ページ16)

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合宿~51 ページ16

『え、あの…どうした?』

軽く意識を失いそうになっている徹と目を見開いている一に顔を覗きながら言う。

まあ一は1cmくらいしか変わらないけどね!

…言ったら待つのはﾀﾋのみだけど。

「あ…ああ、すまん。てっきり男装してくんのかと思っててな…ちょっとびっくりした。」

『ちょっとどころじゃないだろ…コイツ見てみろ』

後ろでまだフリーズしている徹を指で指す。

「…クソ川。Aに会わないのか?」

そう一が言った瞬間徹の目が生気を取り戻す。

「Aちゃんっ！」

名前を呼ばれたかと思えば飛び付いて来た。

いつもだったら避けるが、今回はなんとなく避けなかった。

ぎゅーっと抱き締められ息が詰まる

『ちょ、と…る…し…ぬ…。』←

「そろそろやめてやれクソ川！」

「痛ぁっ！」

一が徹をぶん殴り離れる。いつものパターンだ。

『くくっ…あはははは！』

笑いを堪えられず吹き出した俺をぎょっとして見る二人。

「え、どしたの?」

「大丈夫か?主に頭が。」

『一、それは酷い。いやーちょっと懐かしいな～って思って』

笑いながら言うと、何故か顔を見合わせる一と徹。不思議に思っていると

『!?』

不意に二人に抱き締められた。一はいつもやらないのに…←

「そういうこと言うなよ…」

よく見ると一も徹も耳が真っ赤だった。

かわいいなぁ。こういうところ変わらない。

『ただいま、一、徹。』

「…おかえり、A。」

抱き締められたまま告げられたおかえりの声に泣きそうになりながらもまわりをみると、全員こちらを見ている。

…違う意味で泣きたくなった。←