【名探偵コナン】交通事故で死んだらあの世界に転生して立派な大学生！？(加筆・修正中) (ページ39)

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執筆中… ページ39

「この写真に写っているこの可愛らしいミニスカ履いて、ピンクの首もとが少し空いた白の長袖着てて、ついでに化粧をしているこの女、あんた？？」

そう、その通りだ。その写真には、この前の休日に出掛けた服装をしたメイクを施して、笑顔で実桜に笑っている自分自身が、そこにいた。

「え、あ、……っ、そ、う、だけど」

この女の子はイライラしているかのように朱莉を見ていた。

虐められるのか、と思った朱莉に、現実を見せつけるかのように、朱莉の周りにいるその女の子は「ちっ。うざっ。美人過ぎてうざっ、私すきな人いるのに……」と言って泣き出し、それを周りの女の子は「ちょーし、のんなよ、このブスっ！！」とか言って去っていった。
あるとき、「お前、メイクしてこいや」という女子に囲まれたので、その通りに実行すれば、その日の午後、朱莉は階段から突き落とされたことで、高校時代の残りの2年間は嫉妬に狂う複数人の女子によっていじめられるようになってしまったのだった。

「そっか。何もかも……見抜かれていたんだね……。」
そう言いながらエヘヘと、朱莉は、はにかむように笑った。そういえば、と、「実桜(みお)はどうしてここにいるの？？」と聞くと、彼女は足を止め、ゆっくりとこちらに振り向いた。

「知りたい？？」
その顔はあまりにも先程までの笑顔とは掛け離れていて。真剣だった。

朱莉が死んだ。
このことを知ったのはここ最近で。その日の次の日、私はあんたと映画館に行くつもりだった。
その日は、テレビを見ながら夕飯を食べていた。
『次のニュースです。神奈川県○○町××番地で車の衝突事故が発生しました。』

アナウンスが流れる。あ、衝突事故があったんだな、と。それくらいしか認識していなかった。あんたの名前をきくまでは。
『その事故で被害者とみられる女性、宮橋 [[rb:朱莉＞あかり]]さんが死亡しました。』
は……！？あかりって言った！？思わず立ち上がり、テレビの画面を凝視した。

「嘘だ。嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ」

思わず箸を落とし、テレビの画面を見た。そこには、笑顔で写っているあんたが。
『現在、加害者と思われる車の運転手は逃走中で警視庁が引き続き調査を進めています。』
そのアナウンスは私の嗚咽で聞こえなかった。