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file2.数年がたち学生となった彼女の挑戦 ver.10 ページ26

それから数分後。面接の担当者らしい人が来た。
「君が、AAさんかな?私は店長の……」

店長は名前を名乗ったので、Aは「はい、名前は合っています、私は、AA 帝都大学法学部に所属してます2年です」と言いながら、緊張した面持ちで案内されたバックヤードへと入ると、バックヤードへと御子を案内してから、と自らの名前を告げて、確認をとったその人は、優しい感じの人、気さくな人だと感じることができた。

名前があっていると了承し、緊張した面持ちでバックヤードへと入る。その様子を女性店員は、また新しい子が入るのが楽しみだなと思いつつ微笑ましげに見つめていたのだった。

仕事のシフトにいつ入ることが可能か、今までアルバイトをしたことがあるかを聞かれた数分後、面接が終わり、業務定員不足であったおかげか、Aは即採用となり、判子を押し書類を書き込んでから店長に渡すと、「君は、うちの店の常連客だよね?? 」と聞かれたのだった。

「え、どうして、それを……」
「頻繁に来店しているから一条さんのことを知っていたんだ」

「そうだったんですね、ありがとうございます」と控えめに笑う。

面接が終わり店長に促されてバックヤードから出た途端、安心感や疲れをどっと襲ってきたが、無事に採用が決まったのでよかった、ひとまずホッとした。

「えっと、あ……あの、今日はありがとうございました」と帰ろうとすると、店長が「シフトはこれから決めるけど今日お試しに業務体験してみてよ。」と眩しいくらいの屈託の笑顔で聞いてきたため、Aは他の店員さんと同じように働かせてもらえることにうれしいと感じ、「はいっ!喜んで体験させていただきます!!」と店長に一礼した。

店長は「うん、じゃあ頑張ってね、もう帰るから。」と言ってバックヤードへと消え、店には自分と女性店員だけとなった。

「あのっ、よろしくお願いしますっ……私はAAといいます!! 」
とりあえず、まずは礼儀として挨拶だろう。
「うん、Aちゃん、よろしくね。じゃあまずは……これ覚えて貰っちゃおうかなあ……今はお客様はほとんどいないからねえ……」
「はいっ!! 」
女性店員の梓に仕事を教えてもらっていることで、憧れていたカフェでアルバイトができているとやっと実感するけれども、これからが本番だと気をより一層引き締めた。

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設定タグ:名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
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らいむ - すごく臨場感があって最初の方は本当に作者様死にかけてるのかと思っちゃいましたw面白かったです (5月6日 17時) (レス) @page10 id: 9b7e45a499 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みーー | 作成日時:2022年5月16日 18時

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