1.break down��/m.r ページ1
目を覚ました。
寝ぼけた目をこすって洗面所で爆発した寝癖を一瞥していつも使ってる歯ブラシに手を伸ばす。
つけてあるテレビを見ながら「あ、あの人ドラマやるんや」とか「こんなんあったんや〜」っていう感想を誰が聞いてる訳でもないけれど癖的に口で話して、泡まみれの口内を水でゆすいだ。
いつも通りの、何ら変わらない朝。
「おはようございまぁす」
家の前に止まった車に乗り込むと運転席のマネージャーさんと目が合う。ちょっと仕事大変なんかな、目の下にうっすらクマできてはるわ。
車走らせながらいつものように他愛のない話しててひと段落ついた時にマネージャーさんが言った。
「あ、今度なんだけど、こないだ言ってた横山とのロケちょっと時間変更になったから」
「え、」
「ロケ先の都合で時間遅らせないといけなくなったみたいで連絡が来たんだけど」
「今なんて」
「いやだから、ロケ先が都合が悪くなって時間を」
「そうじゃなくて！！！」
思わず声を荒らげると同時に赤信号に引っかかって車が停止した。一旦落ち着いて聞いた。
「ちょ、急に大声だすなよ。びっくりするだろ」
「いや、今度のすばるくんとのロケやったじゃないですか、なんで裕ちんが･･････」
･
沈黙。
──────僕なんか変なこと言うたやろか、っていうくらい不思議な顔をしてマネージャーさんは頭に?浮かべて顔を見てくる。だんだん、怖なってきたとき青信号になったと同時に焦る僕の頭を殴るかのように言われた。
･
「誰だよ〜すばるくんって、友達？」
え？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 11人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：maco | 作成日時：2018年1月14日 23時
