７６ side.佐久間大介 ページ30
すごく大きな音が鳴った。
火が燃えるような音。
俺は後ろを振り返ったするとそこは。
炎の海のようなっていた。
深母「どうなってるの！？」
辰哉のお母さんは引きつった顔をしていた。
佐「まって…あの奥には…
のんちゃんが…
すると急に辰哉のお母さんが俺からはなれ飛んで行った。
辰哉のお母さんの頬が赤くはれ上がっていた。
鼻から血がﾂｰｯと流れている。
深母「な、なにがあっ…！？」
俺の目の前に人が立っていた。
辰哉のお母さんを殴ったのはこの人だ…
それは…
血に染まった真っ赤に光る目をした辰哉だった。
深母「た、たつ…」
深「……」
辰哉は辰哉のお母さんに飛び掛り腕をつかんだ。
腕をつかんだ手に力が強くなっているのがわかった。
辰哉は炎の海の広がる俺の後ろの廊下を見つめた。
そして辰哉のお母さんを…
炎の海にほうり投げた。
深母「ぎゃぁあああ！！！」
人間とは思えない奇声を発しながら辰哉のお母さんはどんどん真っ赤に染まり黒く焦げていった。
辰哉をみると辰哉は力が抜け切ったように俺の方へ倒れこんできた。
佐「た、辰哉！大丈夫！？」
俺は辰哉を起こそうと体をゆする。
すると誰かが入り口の方の廊下の奥から走ってきた。
真「おい！！」
後ろから走って来たのは一人の男性だった。
佐「あなたは…」
真「真田だ！真田佑馬！！お前の
家族だ！！！
佐「っ！？」
真『佐久間お前も飯食えちゃんと、このガリガリめ！』
佐『ガリガリじゃないもん！』
真『ガリガリだろ！』
佐『ちがうもん！いー！だ！』
真『このやろぉ！』
佐「さ、さなぴー…」
真「思い出したか…ここからでるぞ！！」
佐「でものんちゃんが…」
真「…あいつ自身がこうすると決めた…こうするしかない…って…こうしたい…って…とめればよかった…でももう間に合わない…」
真っ白の床にさなぴーの涙が落ちた。
真「あいつはお前たちを守るためにここまで体を張ったんだ！死んだらあいつがここまでやった意味がないだろ！！だからいかなきゃ…ここから出るぞ！！」
さなぴーは辰哉を担いで俺の手を引っ張った。
そして俺たちは研究所の外へ出た。
俺は後ろを振り返る。
研究所は真っ赤に染まっていた。
炎のせいで真っ赤っかに染められていた。
真「いくぞ…」
俺たちは研究所を離れていった。
のんちゃん…
大好きなのんちゃん…
ありがとう
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囚われ人(プロフ) - ユッキーナさん…あなたのコメントをみてすぐ直しに行きました…初投稿というのもありなにもわからなくて…ごめんなさい…ほんとうにもうしわけありません… (2017年4月1日 17時) (
レス) id: 799869369d (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽｀*)(プロフ) - オリフラを外して下さい。せっかく面白いのに・・・勿体ないです。 (2017年3月20日 18時) (レス) id: c8cc78dd36 (このIDを非表示/違反報告)
山田 - とても面白いてです！これからも頑張ってください！！ (2016年9月11日 10時) (レス) id: eb6d60eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：（＝△＝） | 作成日時：2016年7月28日 2時
