75 side.野澤祐樹 ページ29
俺は見張りから奪った拳銃を構えた。
深父「な…や、やめろ!すぐに火をけs…
バァン!!!
深澤さんはまるで糸を切られた操り人形のように後ろに倒れた。
俺は深澤さんに近づく。
頭に貫通したようだ。
深澤さんは目をあさっての方向に向け口をあけ頭からダラダラと血を流していた。
俺は口の端を上げ笑った。
バンッ!!
バンッ!!
バンッ!!
バンッ!!
俺は拳銃で深澤さんの体を弾がなくなるまで撃ち続けた。
弾はそこまで入っていなくてすぐになくなってしまった。
炎はもう部屋全体を包み込み出口も何もわからなくなってしまっていた。
俺は天井を見上げる。
野「照…亮平…翔太…涼太…大介…佑馬…辰哉…俺…みんなの病気治すって約束したのに治さないままで…ごめんな…俺約束破ったよ…」
うそつきの俺…ねぇ…辰哉…
ウソツキはお前だけじゃないよ
野「みんな…」
炎しかない地面に俺の涙がポロポロと流れた。
野「…俺のこと…愛してくれて…
ありがとうね…
俺は炎しかない天井に笑って見せた。
side.佐久間大介
俺は辰哉をおんぶして走る。
すると前に一つの人影があった。
誰だろう…
俺は人影に向かって走る。
だが俺は途中で立ち止まった。
佐「あ…あぁ…」
俺の目の前に立っているのは
辰哉のお母さんだった。
深母「私が出かけている間に何があったのかしら?あれ?大介はあの人が連れて帰ったって言ってたけど…もう逃げられてるじゃない」
佐「っ…!?」
深母「まぁいいわ大介戻りましょ」
辰哉のお母さんは俺を招くように手を広げた。
俺は辰哉のお母さんを睨んだ。
深母「やっぱりだめか…なら力ずくで戻すだけよ…」
辰哉のお母さんは俺に飛びついてくる。
その手には注射のようなものが見えた。
佐「!?」
俺は後ろに後ずさる。
やばいつかまったら…俺たちは…
辰哉のお母さんは俺のうでつかんだ。
辰哉が俺の肩から落ちてしまった。
深母「あら辰哉もいたのね、あの人が連れてきたのかしら…まぁいいわ、よかった二人とも帰ってきて…」
俺は逃げようとするが逃げようとすると俺の腕をつかんでいる辰哉のお母さんの力が強くなる。
逃げられない!?
俺はどうにか抵抗しようとするが…
恐怖で何も出来なかった。
あの注射はたぶん俺を眠らせる薬だろう…やばい…たすけて…
辰哉!
ぼぉおお!!
佐「っ!?」
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囚われ人(プロフ) - ユッキーナさん…あなたのコメントをみてすぐ直しに行きました…初投稿というのもありなにもわからなくて…ごめんなさい…ほんとうにもうしわけありません… (2017年4月1日 17時) (レス) id: 799869369d (このIDを非表示/違反報告)
ユッキーナ(*´▽`*)(プロフ) - オリフラを外して下さい。せっかく面白いのに・・・勿体ないです。 (2017年3月20日 18時) (レス) id: c8cc78dd36 (このIDを非表示/違反報告)
山田 - とても面白いてです!これからも頑張ってください!! (2016年9月11日 10時) (レス) id: eb6d60eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(=△=) | 作成日時:2016年7月28日 2時