帝光に転校して来たクール女子は本当は暗殺者で…ワンコでした☆【暗殺教室×黒子のバスケ】

私と貴女のバスケットボール~過去~　10話 ページ16

貴女side

なんか最近みんながおかしい。

1年の時はみんな笑って接していたのに 2年に進級したとたんチームの雰囲気が変わった。

「ちょっと!!そんな簡単なミスしないで!!」

「なによ!!しょうがないじゃない!!」

罵声が飛び交う体育館。
前までは厳しさの中のやさしさが暖かかった。
なのにいまはからっぽで…寒い。

「A様よ!!」

―――やめて

「いつもおきれいですね!!」

―――やめてよ

やめて、やめて、やめて、やめて、やめて!!

その頃からかメグに痣が目立つ。

貴「メグ？痣、どうしたの!?」

メ「大丈夫よ!!さ!!練習練習!!」ニコッ

その時に気付けなかった。メグはいじめられていた。同じバスケ部に。

いつだったか、気付いたのは、体育館でみんながメグを取り囲んでいてボールを投げていた。

貴「みん…な…なにしてるの!!やめて!!」

ﾓﾌﾞ「あっA様よ!!」

貴「なにがあったか、説明あるわよね。」

ﾓﾌﾞ「っ…」

貴「仲間割れして全中行けると思う!?
ほんっ…とに、なにしてるの!!」

ﾓﾌﾞ「だって…ねぇ…」

ﾓﾌﾞ「A様とベタベタして…」

貴「呆れた。」

ﾓﾌﾞ「A様は頭が良いから問題ないですけど私達は内申点を気にしないと…A様のおかげで名前が売れるんですもの。」

貴「わかった。今日の練習、及び1週間、部活は休みよ。部活の在り方についてよく考えなさい。いいですよね。部長。」

部長「え…えぇ…」

ﾓﾌﾞ「だけどA様!!」

貴「僕はみんながそんな体勢でバスケをしているなんて思ってなかった。幻滅したよ。帰ろ、メグ。」

メ「…」ｺｸｯ

ガッ

頭にボールが当たった。

貴&メ「っ!!」

ﾓﾌﾞ「あんたらのせいで私達の評価が下がってるのよ!!」

ﾓﾌﾞ「化物みたいな力見せびらかしてんじゃねーよ!!」

メ「そん…な…」

貴「僕のせいだ…また…」ｳﾙｯ

バタンッ

全中に出場したのち、私達はボールを捨てた。

ボールを捨てたキミと俺~過去~　11話→←〜番外編〜　Happy Birthday!!　☆緑間真太郎☆　その２

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今日の帝光&暗殺教室メンバー

原　寿美鈴

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