照れ屋*Short Story* ページ11
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「…やっべ、宿題やんの忘れてた」
数学…。
私の席、窓際+一番後ろ。
そして数学という名の子守唄。
これは『寝てもいいよ♪』って言ってるようなもんだぞ。
なんてグチグチ言いながらも、やらなければ終わらないので教科書を開く。
「ぬっ。なんだこれ意味わからん。誰かー…って家(うち)誰もいねぇ、」
「…これはここをこうすると解けますよ」
「あ、ありが………」
とう。と言い掛けて固まる。
アレ、誰もいないはず…。
「ぎゃぁぁぁあぁあ!!!!☆§□*」
え、えぇぇえ!?
な、なんでっ
「ききき、キッド!!」
私の驚いた様子を面白そうに見て『クスッ』と上品に笑った。
そんなちょっとした仕草にまでドキドキしてしまうとは…。
「てか、え?どっから入って来たし」
その私の問いに、キッドは窓を指さす。
「鍵閉めないと危ないですよ?」
"泥棒にでも入られたらどうするんですか!"って…。
いや、もう入られてるから。
あんた怪盗だろうが。
立派な泥棒だよ。
「にしても…。さっきの驚いた表情、とてもかわいらしぶふっ!」
いつの間に撮ったのか、写メを見せながらか、かわ…っ…!かわいらしい…とか…言うから、思いっきしクッションを投げつけた。
「何するんですかー」
「その写メ今すぐ消せっ」
あぁ!顔があつい!
…私、キッドを前にするとどうしても照れる。
いや、めっちゃポーカーフェイス気取ってますけどね。
気障な台詞にはどうも弱い。
【カシャッ】
「…え。あ、あぁぁぁあ!!!!!」
またっ…!
すると、キッドはニッと笑って
「照れてるー!!かーわいっ」
なんてとんでもないことを抜かしやがった。
……しかも、キッドではなく快斗口調。
ちくしょう。こいつはキッドでなくても気障か。
私をどんだけドキドキさせれば気が済む!
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―――――――――――――――――
なるほどよく分からん。
なにがしたかった自分!
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ただ、照れ屋な主人公ちゃん書きたかっただけなのに…
私の文才の無さがっ…!
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♪智歌♪(プロフ) - マリリンさん» わぁ!嬉しいです!ありがとうございます(=^▽^=)頑張ります!! (2014年5月4日 18時) (携帯から) (レス) id: b4ef5e06aa (このIDを非表示/違反報告)
マリリン - すーっごく面白かったです! これからも、頑張ってください! 楽しみにしてます^^ >< (2014年5月4日 16時) (レス) id: a50750dbf2 (このIDを非表示/違反報告)
快音 - 続編で続けるよ! (2014年1月24日 17時) (レス) id: df10e4ed56 (このIDを非表示/違反報告)
秋(プロフ) - 秋「あ、会いたかったぁ〜!!(´д`)」 (2014年1月19日 22時) (レス) id: c0934f1e36 (このIDを非表示/違反報告)
快音 - 快音「どっか行ったねー。」 (2014年1月19日 14時) (レス) id: df10e4ed56 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青野 | 作成日時:2013年9月15日 13時