第16話 過去編 ページ20
『お.....て...はや...き...』
微かに頭に響く声に目が覚める
動きにくい軋む体をおきあがらせ回りを伺う、だが近くには誰もいない
インペルダウンLv6.5だ、公になってもいない監獄には言葉を初声無いほど弱り果てている者しか
いない
『大丈夫だよ、頭に直接はなしかけてるんだ』
ビックリした
頭に直接流れ込んでいる事にもビックリしたが自分にそんなことができる声の主に
もう一度言うが此処はインペルダウンだ
『刀を拾ってね。俺の能力で持ち主と会話しようとしたら君に...ね』
声の主はミカエラの居場所を知っているのか淡々と話し出す
『君のことは知ってる、其処から出れる方法を教えるから其処から出て』
頭に直接流れ込んでいる、つまり頭のなかにお邪魔している状態。だからなのかミカエラの頭
に刻まれている先程の記憶を知ってしまったらしい
そこで声の主はミカエラの無実を知っているので助けてあげる、そういっているのだ
(僕は...別に...それに..しらない君..迷惑をかけたくない)
きっちりしない頭の中で断る
自分は人間ではない、逃げても追われる、迷惑をかけたくない
そのミカエラの思いも、当たり前に声の主に届くわけで...
『君は生きてもいいんだ』
頭に浸透するような、聴きやすく それにしては力強い声に言葉
『生きればいい、君の未来は君で決めてもいい。そのほうが君のお兄さんも喜ぶんじゃ
無いの?少なからず僕は嬉しいよ。』
優しい兄の姿が頭に描かれる
だが、歯車(コア)を埋められた副作用でか殆ど霧がかかったように思い出せない
でも、確実に存在は覚えているわけで...兄は生きろと言うわけで...
『生きたくないなら生かしてやる、欲しい言葉ならあげてやる。お前自信で決めればいい、
だがな』
声の主の言葉を、息をするのを忘れてまで待つ
知らない筈の人なのに、その存在が暖かくて...声の言葉が嬉しくて
自然と涙がたまっていた
『僕は死にたいと思うやつをほっとけない。助けるまで追い続ける、そいつが死んだって黄泉
の国まで追いかける』
「フフ...しつこ」
その言葉に此処が監獄だと言うこともわすれ笑ってしまう
『あぁ僕はしつこいぞ、恨むなら恨め、全力で受け止めてやる。だが此れだけは覚えとけ、
お前を必要としない奴がいても振り向くな 前を向け 必ず必要としてくれる奴が１人でもいる
限りしたを向くな 居なくたって僕が必要としてやるよ、だから』
『 生きろ 』
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雪華 - こちらこそすいませんでした。最新頑張って下さいね。 (2018年10月16日 16時) (
レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
アルリカ - ご免なさい、自分そう言うの書けなくて (2018年10月16日 10時) (レス) id: c68b163240 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - お願いあるんだけど良いですかな?ワンピース×ゲゲゲ鬼の鬼太郎のトイレの花子さんとの恋愛短編集を作ってよろしいですか?花子さんが麦わら一味で設定で。ゲゲゲ鬼太郎のトイレの花子さんが知らないなら検索してね。 (2018年10月16日 8時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜瑠璃嘩 | 作成日時：2018年10月15日 20時
