38．スカウト ページ39
．
「それで…敵連合のボスでもあったオールフォーワンなんだが、なにか話をしていたらしいね？何について話していたんだい？」
やっぱりくるよなぁこの質問。あのときは正直怪我とかし過ぎて頭がちゃんと働いてなかったんだよね…一応何があったかは覚えてるけど…うーん、ここはやっぱり…
「……分かりません」
「え？」
はぐらかすしかないよね。
「敵となにか話していたのは分かるのですが内容まではよく思い出せなくて…お役にたてず申し訳ありません」
「…ああ、いいんだよ。あれほどのことがあったからね。覚えていないことがあっても仕方ない。ただ、なにか思い出すことがあったら雄英の教師か私に連絡してくれ」
「はい、」
私はそう言って渡された名刺を両手で受け取り、少し眉を下げて罪悪感を感じていそうな表情で笑った。
「それじゃあ僕はそろそろ帰るとするよ」
「はい。わざわざ来ていただきありがとうございます」
そう言って警部は病室から退室していった。
警部は多分私のこと疑ってるだろうな〜。まあそうだよね…敵を殺した雄英生がそのときの記憶だけ覚えていないなんておかしいもんね。しばらく雄英から監視がつくと思っておいた方がいいな。
あーあ。八百万百としての演技をもっとちゃんとしておけばよかった。私をもっともっと押し殺して八百万百に成れていれば敵連合に目をつけられることもなかったかもしれないのに…まあ今更そんなこと言っても遅いし、これからはちゃんと八百万百に成れるように頑張るしかないな。
と今後について考えているとコンコン、と誰かにノックをされた。今日は警察以外に来客の予定はないはずなんだけどな。
「はい」
スッと扉を開けて入ってきたのは公安の会長だった。
なんで公安がこんな所に…
「八百万百ね。今日はあなたに話があってきたの」
「なんの御用でしょうか」
原作には公安が林間合宿の被害にあった爆豪に会いに行った話などなかった。ならこれは私だけに会いに来たってこと？
「単刀直入に言わせてもらうわ。あなたを公安に勧誘しに来たの。公安に入ってこのヒーロー飽和社会を支えてもらうためにね」
「は…？」
流石に会長の話には驚いて思わず素が出てしまった。私なんかを公安に引き入れてもホークスみたいに役立ちはしない。一体何のために…
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桜(プロフ) - ミクモさん» 待っててくださりありがとうございます！受験が終わったのでボチボチ更新できるようになったと思います。できるだけ早く更新できるように頑張りますね！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ミクモ(プロフ) - 更新されるの待ってました‼︎やおももが今後どうなるのか気になって仕方がありません！これからも頑張ってください。楽しみに待ってます。 (2022年2月2日 20時) (レス) id: ef87c22dec (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - あのさん» そうなんです…私シリアスが好きなのでちょくちょく入れちゃうんですよね。まあ私のことはどうでもいいんですが、これからの展開に期待していてください！あのさんが楽しめるような展開にしたいと思っているので！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
あの - やおももも大変なんですね... (2021年12月19日 15時) (レス) @page36 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 葉月さん» 面白いと言ってもらえて凄く嬉しいです！頑張りますね！ (2021年12月4日 17時) (レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年9月20日 18時
