29．逃走 ページ30
．
「それは難しいだろう。なにせ仲間は爆豪くんとオールマイトしかいない」
「あなたの目は節穴ですの？いるではありませんの、味方ならそこに」
私は誰もいない方へ指さしてそちらへみんなの意識が向いている間に、緑谷たちがいる方から見えるように口パクで��今行け��と言うと緑谷が私の思惑に君はがついたのか轟に氷を作るように指示していた。これで爆豪は大丈夫だろう。
敵連合達の意識がこちらへ戻ってくる前に轟が氷を作ったので敵達はそちらへ注目していた。私はその内に倒壊している建物の影へ潜み爆豪の安全を確認したらすぐ逃げられる位置まで移動した。
爆豪は逃げる前一瞬私の存在を確認したが、私の姿が見えないのを敵の混乱に乗じて逃げたと受け取り原作通りに逃げてくれた。敵連合も慌てて追いかけようとしている。
「！待ってください！百ちゃんもいません！！」
「はぁ！？嘘だろ！？」
「ああ嘘だよ！いや本当さ！」
「やられたね。まあいいさ。案ずることはない。彼女はそうしばらくしない内に私達の仲間になる」
「そんなことは訪れない！！永遠にな！！」
敵連合は混乱しオールフォーワンとオールマイトは再び戦い始めていたので音をたてないようにひっそりと瓦礫の隙間を掻い潜り逃げた。ぼたぼたと血が垂れているので敵連合が追ってくればすぐに捕まるだろうが敵連合にそんな余裕はないだろう。アクシデントはあったもののこのままいけばグラントリノが敵連合を数人倒すはずだ。
フラフラと体をふらつかせながらしか歩けないので周りにある瓦礫に手をついて体を支えながら歩く。かなり血が流れているのか思ったよりも体調が悪くなっているらしく、視界が歪んでいき体の力が抜けていくのが分かる。
逃げている途中に瓦礫に押し潰されて死んだであろう人の腕にスマホが握られているのが見えた。その人の腕の指紋を使ってみるとスマホが開けたので壊れてはいないようだ。これで誰かに助けを呼ばないと私もこの人のように死んでしまうかもしれない。今は忙しいかもしれないが私が電話番号を把握している中で一番信頼できる雄英高校に連絡した。
「…もしもし、」
『はい、こちら雄英高校です。どういったご用件でしょうか』
私の電話に出てくれたのはミッドナイト先生だった。
「ミッドナイト、先生…私、八百万です」
『！？八百万さん！？あなた今どこにいるの？』
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桜(プロフ) - ミクモさん» 待っててくださりありがとうございます！受験が終わったのでボチボチ更新できるようになったと思います。できるだけ早く更新できるように頑張りますね！ (2022年2月3日 16時) (
レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ミクモ(プロフ) - 更新されるの待ってました‼︎やおももが今後どうなるのか気になって仕方がありません！これからも頑張ってください。楽しみに待ってます。 (2022年2月2日 20時) (レス) id: ef87c22dec (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - あのさん» そうなんです…私シリアスが好きなのでちょくちょく入れちゃうんですよね。まあ私のことはどうでもいいんですが、これからの展開に期待していてください！あのさんが楽しめるような展開にしたいと思っているので！ (2021年12月27日 19時) (レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
あの - やおももも大変なんですね... (2021年12月19日 15時) (レス) @page36 id: 347eae7089 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 葉月さん» 面白いと言ってもらえて凄く嬉しいです！頑張りますね！ (2021年12月4日 17時) (レス) id: d43034eaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜 | 作成日時：2020年9月20日 18時
