あの日の僕にII (ページ30)

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ｺﾝｺﾝ

ケビン)ダイ俺だ、入るぞ！

ダイ)はーい

ｶﾞﾁｬ

ケビン)おつかれ〜

ダイ)おつかれ！どうだった??

ケビン)涼太、どうだった、？

涼太)凄かったです!!

ダイ)それは、良かった笑

僕はこの人について行こう、そう思った日だった。

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あれから、半年近くかけてボイトレに励んだ。

ハードなトレーニングも毎日こなした。

ダイ)そろそろ、曲歌ってみるか？

涼太)いいの！？

ダイ)でも、何の曲歌うかだな、、

涼太)その事なんだけどさ、、

ダイ)うん？

涼太)曲作りたい、、

ダイ)いいじゃないか!!

涼太)でも、、

ダイ)俺も手伝うから、

涼太)今の僕に歌えるかな、、？

ダイ)そこは大丈夫だ！半年頑張っただろ笑

涼太)そうだね、、

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龍友side

最近はツアーが入っていて、全く涼太と連絡をとっていない。

GENEとしてもあまり活動が上手く行っていない。

もちろん、歌やダンスはそれなりにこなしているけど

自分たちが探し求めているものが違う気がするんだ、

亜嵐)うーん、、今回の演出もっと変えた方がいいかも、、

玲於)俺もそう思う。

隼)移動が少しスムーズじゃないよね。

裕太)普通なら、この辺で涼太くんのピアノが入っていて空気を変えるもんな、、

龍友)うーん、、僕一人だとボーカル曲が際立たないよな、、

メンディー)うん、、ラップも掛け合いが無いからな、、

やはり、堂々とドームの真ん中で一人でピアノを弾くあの姿は誰にも表現出来ず、みんな頭を抱えていた。

メンバー)ムズいな、、、

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涼太)ダイ、歌詞書いてみたんだけど、、

ダイ)おぉ、見せて

涼太)はい、

ダイ)え、お前全部、英語で書いたのか!?

涼太)だって、ここで日本語の歌詞を書く意味が無いでしょ？

伝わらないのに、、？

ダイ)そうだけど、、よく書けたな笑

涼太)難しかったよ、、

ダイ)だろーうな、、

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

涼太)ごめん、電話出てくる。

ダイ)あぁ

涼太)もしもし、

ケビン)お！涼太、明日会社来てくれる、、？

涼太)いいけど？

ケビン)なら、よろしく!!

ダイ)お前、いい歌詞書いたな笑

涼太)そう？

ダイ)あぁ、俺よりいい歌詞書く

涼太)あんな、でかいステージで歌う人に言われたら少し嬉しい笑

ダイ)笑笑