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安『こんばんは…初めまして、安室透です…』
沖『はぁ…』
安『…でも、初めましてじゃありませんよね?』
沖『…………』
安『少し話をしたいんですが、中に入っても構いませんか?』
沖『えぇ…あなた1人なら…申し訳ありませんが、外で待たれてるお連れの方々はご遠慮願います…』
「ヒェ、大丈夫か…」
沖『お出しするティーカップの数が足りそうにないので…』
「ったく怖いんだけど、ホントに…」
我が家を盗聴しつつ、来葉峠に向かう私は作戦が失敗しないように祈っていた
「全く、私に対する無茶振り半端ないんだから…まぁ、母さんに比べたらマシか」
あのあと母さんは父さんの特殊メイクを施し、私に自分の特殊メイクをさせ飛行機に乗ってマカデミーショーの会場へと飛び立った。
「母さん、本当に身内の変装は得意だよな〜」
弟からお願いされた内容は、ざっくり言えば後処理みたいなものだ。
「えーっと、ジョディ達は新一の思惑通り、来葉峠に向かっていて零ちゃんは工藤家にいる…っと……。」
安『…その証拠に、その男は撃たれた刹那に、こう呟いている…』
2人「『まさか…ここまでとはな…』」
「そう、普通なら自分の不運を嘆いているようにしか聞こえない…だけどこれにある言葉を加えると…その意味は一変する…」
安『まさか、ここまで読んでいたとはな…』
「…さっすが零ちゃん、その通り。そう、これは秀一さんが新一を称賛した言葉…」
キ『それで、その後の赤井さんはどこで何を?心当たりのある人とかいないんですか?口癖が赤井さんと同じとか…』
ジ『口癖?』
キ『ホラ、赤井さんよく言ってたじゃないですか…
ジ『あーっ!!!』
「こっちは、そろそろ気づきそうね…」
安『あの少年と、この家の家主の工藤優作がどういう関係かは、まだ分かっていませんが…あなたが、あの少年のお陰でここに住まわせてもらっているのは確かなようだ…』
「あら、こっちもそろそろ佳境かしら…」
ピローン♪
「ん?速報?」
“小説家工藤優作、マカデミー最優秀脚本賞を受賞“
「きゃはー!父さんすごーい!…って事は、母さんこれからスピーチか……ははーん…ファイト」
安『玄関にい2台、廊下に3台…そしてこの部屋には5台の監視カメラが設置されているようだ…それに、盗聴器もあるな…』
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御名環(プロフ) - 毬莉さん» コメントありがとうございます!これからも面白いと言ってもらえるように頑張ります(*^_^*) (2021年2月4日 11時) (レス) id: 7ce2b97632 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - すごく面白かったです!是非続きが見たいので更新頑張ってください!応援してます! (2020年8月15日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
御名 環(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます!!これからも頑張りますので、お楽しみにしていて下さい! (2018年5月13日 23時) (レス) id: 7ce2b97632 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いです!これからも頑張ってください! (2018年5月12日 3時) (レス) id: 944dcc2ac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2018年5月7日 21時