▼緋色の序章 ページ17
「風見ちゃん、零ちゃんむすっとしすぎじゃない?」
風「…私も同意です……」
「…思い当たる節ないのよねぇ…」
風「工藤さんまで分からないのであれば私なんかに分かるはずがないです…」
「……」
.
「って感じで機嫌が悪いのよん、なんか知らない?新ちゃぁ〜ん」
コ『俺が知るわけねぇだろ…』
「やっぱし?」
コ『ったく…電話かけてくるから何事かと思えば…』
「だぁって!!!新ちゃんの方が見てるでしょ!?分かるかなぁって思ったんだもん〜!!」
コ『生憎、ポアロじゃ変わりはないぜ。JKに大人気な安室さんだ』
結局、新一は零ちゃんが何者であるか分かったらしくて。
コ「あの洞察力、ベルツリー急行で灰原を殺そうとしなかった行動、「ゼロ」という単語に反応した態度、そしてジョディ先生達に言い放った
「出ていってくれませんかねぇ…僕の日本から…」
という強い信念のこもった言葉から、確信したぜ。
“ゼロ”とは、“存在しない組織であれ”という意味で付けられたコードネームで、公安警察の俗称。つまり、公安警察の人間だろ?姉さんと同じくな」
と、新一は私に言ってきた。我が弟ながらお見事というかあっぱれというか…。
コ『ったく、なんでそんなに気になるんだよ?』
「…ちょーっと最近動いてるのよね」
コ『…ふーん』
「気をつけなさい。本格的にあの人潰しにかかるわよ、アイツ」
コ『わーったよ。…姉さんもあんま無茶すんなよ』
「一丁前に姉さんの心配するより、自分の心配しなさいな、しーんちゃんっ♡」
じゃあね〜ん!と新一との会話を終了させる。
零ちゃんの機嫌が悪いのは私が有給休暇を終えて復帰してから…かと思えば、どうやら私が快斗と会った日からみたいで。
風見たちも怯えているようだった。
全く、子供じゃないんだから…
降「おい、A」
「なぁに、零ちゃん?」
降「…いや、お前にちょっと頼みたい事が」
「ホォー……いいわよん、頼まれてあげるわそれ」
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御名環(プロフ) - 毬莉さん» コメントありがとうございます!これからも面白いと言ってもらえるように頑張ります(*^_^*) (2021年2月4日 11時) (レス) id: 7ce2b97632 (このIDを非表示/違反報告)
毬莉 - すごく面白かったです!是非続きが見たいので更新頑張ってください!応援してます! (2020年8月15日 22時) (レス) id: 6812348321 (このIDを非表示/違反報告)
御名 環(プロフ) - アリスさん» アリスさん、コメントありがとうございます!!これからも頑張りますので、お楽しみにしていて下さい! (2018年5月13日 23時) (レス) id: 7ce2b97632 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 面白いです!これからも頑張ってください! (2018年5月12日 3時) (レス) id: 944dcc2ac4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御名環 | 作者ホームページ: http://uranai.nosv.org/u.php/hp/092710021/
作成日時:2018年5月7日 21時