10.お互いが(貴女side) ページ11
ジン「Aちゃんってさ、モテるよね？」
A「っ…！？」
烏龍茶を飲んでいると急にそんな質問をされ、少しむせる。
A「えっ、いや、まあ…。」
否定はできない。
現に週一で告白されるし。
ジン「やっぱり！その見た目だもんね。…ちなみに俺も結構告白されるんだけどさ。」
おうおうおうサラッとモテる宣言…。
まるで自分を見てるかのようで何か恥ずかしい。
ジン「Aちゃんは、どうやって断ってるの？」
A「…はい？」
何その質問…？
ジン「俺、Aちゃんのことよく知らないけど、多分物事はっきり言うタイプでしょ？」
エスパーかな。
A「まあ…、そうですね。思ったことは言っちゃいます。」
ジン「やっぱり？俺いつも断る時って曖昧になっちゃって。どうしたら相手の子に失礼じゃないかなって考えてるんだよね。」
A「……彼女作れば丸く収まるんじゃ…？」
ジン「やー！正論だなぁ！でも俺、恋愛とかよく分かんなくてさ。」
A「ソクジン先輩なのにですか？」
ジン「え？何それどういうこと？w」
A「あ、いや…。ソクジン先輩みたいにモテる人が、恋愛が分からないなんて意外って言うか…。」
ジン「モテる＝経験豊富、とは限らないよ？」
そう言って悪戯っぽく微笑む先輩。
その笑顔、何かズルい。
ジン「Aちゃんは？彼氏いるの？」
A「いません。」
ジン「まあ確かに、Aちゃんレベルは周りからしたら高嶺の花か〜。」
そう言ってイチゴミルクを口にする。
A「まあ、そうですね。私は世界一可愛いですし。」
気付くと、自然といつもの自分で話していた。
ジン「……ぶっ…w」
えっ、イチゴミルク吹き出された。
ジン「さっきから思ってたんだけど、Aちゃん全然謙遜とかしないじゃん！自分で自分を可愛いって言う女の子、初めてだよ！ww」
え、めっちゃ笑うじゃん。
A「…自称ワールドワイドハンサムのソクジン先輩に言われたくないですけど。」
反撃のつもりでそう言う。
ジン「自称も何も、ワールドワイドハンサムだからね。」
得意げに胸を張るソクジン先輩。
A「…証拠ありますか？」
ジン「Aちゃんこそ。」
2人で顔を見合わせ、クスッと笑う。
やっぱり、私と彼は似た物同士だ。
11.不思議な子(ジンside回想)→←9.素なのかキャラなのか(貴女side)
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るい(プロフ) - 私も文学部に入部したいです全然ソクジン先輩に興味があってとかじゃありません(バレバレ)更新楽しみに待ってます(*＾＾*) (2021年4月20日 13時) (
レス) id: d5dce8822e (このIDを非表示/違反報告)
なーりん(プロフ) - おジンさん» コメントありがとうございます！！応援嬉しいです！創作意欲も湧いてきます(*^^*)頑張って更新して参りますので、よろしくお願い致します！！(〃ω〃) (2021年4月14日 22時) (レス) id: bcfba23854 (このIDを非表示/違反報告)
おジン - 更新頑張ってください*\(^o^)/* (2021年4月14日 0時) (レス) id: b33e67921d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーりん | 作成日時：2021年4月10日 23時
