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煉獄杏寿郎、愛月Aの訃報が伝えられた後、
背に"殺"を背負い道を歩く者がいた。
その者はふと空を見上げた。
そして自分の腕に巻かれた包帯を取り、握りしめてこういうのだ。
「…お前怪我してんじゃねェかァ……馬鹿野郎ォ」
________________同時刻。
千寿郎は、兄とAがもう居ない事を実感し、
一人茫然として、二人との思い出を頭の中に浮かべていた。
稽古を付けてくれた兄上、
いつも遊んでくれたAさん、
自分を導いてくれた優しい兄上、
悩みを聞いて優しく抱き締めてくれたAさん…。
色々な記憶が頭の隅から隅まで流れていく。
千寿郎は兄の遺品を整理している時に、
ふと机の引き出しにある、
とても大事そうに直された二つの手紙を見つけた。
一つは、何度も開かれた跡のある"煉獄杏寿郎様"と書かれた文、
そしてもう一つは綺麗な文のままの"愛月A様"と書かれたものであった。
それらの文はお互いに当てた文であった。
その二つの文を開けて読むと、
千寿郎はポロポロと赤くなった目から涙をこぼした。
「……兄上…っ…
……"姉上"」
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千春餅(プロフ) - 黒揚羽さん» ありがとうございます!また次回作品を投稿する際はよろしくお願い致します!ありがとうございました!! (2020年11月2日 21時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
千春餅(プロフ) - あさこさん» コメントありがとうございます!絶対結ばれます!笑最後までありがとうございました! (2020年11月2日 21時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
黒揚羽(プロフ) - な、涙が止まらない…来世で結ばれて欲しい(´;ω;`)完結おめでとうございます!これからも応援してます! (2020年11月2日 1時) (レス) id: 86957641b4 (このIDを非表示/違反報告)
あさこ(プロフ) - うわーん涙がとまらない、、、、(´;ω;`)来世で必ず結ばれますように、、、!! (2020年11月1日 22時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
千春餅(プロフ) - 四ツ谷さん» ありがとうございます!最後の展開はこうしようと最初に決めていたのですが、後半になるにつれて「2人とも生きて欲しい」という気持ちが出て来てすごく悩みました。来世で2人とも幸せになってほしいですね…。ありがとうございました!! (2020年11月1日 19時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千春餅 | 作成日時:2020年10月21日 15時