二十頁 ページ22
父が私の頭を撫でようとした時、私は反射で避けてしまった。
「ど、どうした?父上のことが嫌いになったのか?」
父が少し悲しそうに笑うので、私は咄嗟に手を前に何度も振り、否定をした。
「違います!…少し、頭が痛かったもので!」
……何故私は避けてしまったのだろうか。
私の返答に安心すると、軽く頭を撫でて、父の側にあった木刀を手に取り、兄達が向かった稽古場に向かって行った。
父が木刀を持った時、私は少し怖かった。
ぶるると身体が震えて、恐怖を感じた。
「…なぜ?」
私はこんなにも父上が大好きなのに。
母は私の様子を心配そうに見ていた。
________バチリ。
囲炉裏の火が音を立てた。
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千春餅(プロフ) - 黒揚羽さん» ありがとうございます!また次回作品を投稿する際はよろしくお願い致します!ありがとうございました!! (2020年11月2日 21時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
千春餅(プロフ) - あさこさん» コメントありがとうございます!絶対結ばれます!笑最後までありがとうございました! (2020年11月2日 21時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
黒揚羽(プロフ) - な、涙が止まらない…来世で結ばれて欲しい(´;ω;`)完結おめでとうございます!これからも応援してます! (2020年11月2日 1時) (レス) id: 86957641b4 (このIDを非表示/違反報告)
あさこ(プロフ) - うわーん涙がとまらない、、、、(´;ω;`)来世で必ず結ばれますように、、、!! (2020年11月1日 22時) (レス) id: 81f776d056 (このIDを非表示/違反報告)
千春餅(プロフ) - 四ツ谷さん» ありがとうございます!最後の展開はこうしようと最初に決めていたのですが、後半になるにつれて「2人とも生きて欲しい」という気持ちが出て来てすごく悩みました。来世で2人とも幸せになってほしいですね…。ありがとうございました!! (2020年11月1日 19時) (レス) id: b2822671a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千春餅 | 作成日時:2020年10月21日 15時