【男主】桃井さつきの双子の兄は血液で酸素です【ハイキュー&黒子のバスケ】

3*俺は男だ ページ4

校門前


大きな桜の木がゆらりゆらりと揺れる

祝っているようにも早く行けと急かしているようにも見える


やっぱり俺みたいな変わった髪の人も少ない

しかもわりと背が高い俺はなんか目立つ


もっとでかい奴いっぱいいるんだけどなー

紫原や緑間とか

あいつらが規格外なだけ？


ちょっと不思議に思いならが学校内を歩く

ときどきガン見や二度見をされたりする


“桃色の髪で悪うございます！！”←

ちょっと睨んでしまったかもしれない


なんとなくぶらぶらして教室に入る

どちらかというと後ろの方の窓側二列目

窓からの寒さを受けないし日光もあたるベストポイント

なかなかいいスタートで嬉しい

まだ染める件ではすっきりしてないがまあ満足気である


そうしばらくじっとしてたら

灰色の髪の背が高いハーフ？らしき奴が目に入った

俺より背が高い･･･

しかも前の席


するとそのハーフ君はこっちを向き

「なんで女子が男子の制服なんだ？」

と、無邪気に聞いてきた





ｶﾞﾀｯ



席を立って睨む

『俺は男だ』

その一言を言って

4*俺は思ったままで→←2*出会いの春は誤解の春

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す