懐かしの街≪3≫ ページ5
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「っぁ.....んっ、ふ、ぁ.....っ。」
彼女の口から零れる声に背筋がゾクゾクする。
..........いや、そんなのありえない筈なのに.....?
「.....っふぅ..........タスクく、ん.....っ?あの人達居なくなったよ.....?」
「....................っは.....っ!!」
赤く染めている頬を撫でてあげながら、「ごめんね。」と呟く。
そしたら「ううん。大丈夫だよ?」って返してくれて、安心出来た。
..........ふと、彼女の首に目がいった。
紅い印がいくつもある。
僕は.....彼女にここまでの事をしてしまったのか.....なんて想いが脳内をかけめぐる。
「ごめん。本当にごめん。こんな事になるなら、さっさと追い払った方が良かったね。」
「.....ううん、良いんだよ。逆に嬉しかった。うん.....タスク君、私の為だったんでしょ?なら仕方無いじゃない。助けてくれてありがとう!!お詫びするのは私の方だよね?」
「っ..........僕達、何処かで会った事あるかな?」
全く身に覚えがない。
懐かしいとは感じても、それは昔お世話になった人の性格と似ているからかも知れないとか、街ですれ違ったとか。
でも、もっと深い関係があると思うんだ。僕が忘れているだけで。
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ハイビスカスティー(プロフ) - ターンエンド。← (2016年7月9日 19時) (レス) id: 751079c258 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - りほさん» 申し訳ありませんが、この短編集は完結しているので【甘美な誘惑】で再度リクして頂けますか?すみません。 (2015年7月6日 18時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
りほ - リクです。タスクと一緒にカラオケでというのをおねがいしますm(_ _)m (2015年7月6日 18時) (レス) id: 4aa146062c (このIDを非表示/違反報告)
りほ - すごくおもしろいです。次回がたのしみです。 (2015年7月5日 13時) (レス) id: 4aa146062c (このIDを非表示/違反報告)
パンダヒーロー - ロウガ様の看病!!! (2015年6月2日 23時) (レス) id: 6d13a5fb0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天羽杏樹 | 作者ホームページ:http://uranai.
作成日時:2015年4月9日 20時