瞳に映る世界‡第三章‡

†47†　フードを取れば ページ8

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＿クシャッ




「..........来たわよ。こんな所に私を呼ぶなんて、一体誰なの?」




公園に車を降りてから徒歩５分で着いたが、メッセージを送った人物らしき人は居ない様だった。推測だが、あのメッセージを送った人物は私の個人データにハッキングしてきた者だろう。

でなければ物事が重なりすぎている。
だとしたらその人物の名前は【ＩＥ】だろう。




「っ!貴方がこのメッセージを送った人?」



「えぇそうです。来てくれて嬉しいです。」



「貴方は誰なの?私の事を色々と探ろうとしている様だけど。」



「気付いていたんですね、未門Aさん。」



「先程会社にハッキングしたのも貴方よね?それ以外にも海外の社にも同じ様な事があったと報告されたわ。流石に一人では無理。貴方のお仲間は複数人。.....」



「流石!海外で神に最も近い天才と豪語されるだけありますね!でも、そんな貴方にも分かっていない事がある。」



「えぇ.....何故貴方が私の事を探っているのか、貴方は何者なのか。そしてもう１つ、何故顔を隠しているの?」



「良いですよ見ても。」




パサッとフードを取った時、目を疑う相手が立っていた。




「笑夢.....」



「覚えててくれたんだ.....」



「笑夢がやったの?このメッセージも、会社へのハッキングも。」



「そう。でもあたしだけじゃない。お姉ちゃんに協力してもらってた。」



「なるほど。ＩＥとは伊吹笑夢と伊吹絵茉さんの頭文字から取っていたのね。.....個々を特定できない訳だわ。」



「でもこうして直接会って聞きたい事があったの。」




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