瞳に映る世界‡第三章‡ (ページ3)

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†42†　不満そうな顔ページ3

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「おぉ、すげえ設備だな.....流石富士山の地下に建てただけある。」

あれが臥炎キョウヤか.....何か黒い剣持ってるぞ。

『あれはアクアルタ・グアルナク。厄介な能力を持つ装備カードよ。今はドラゴンスローンの効果で、破壊も手札に戻す事も出来ない状態。』

「なるほど。」

個々の攻撃では倒せないって事か。

流石に厄介じゃねー？

「そんな勝手は俺が許さない!!この世界はあんたのおもちゃじゃない!!」

「..........僕が間違っていると言うのなら、このファイトで証明しろ。」

「飛べ!!ブーメラン・ドラゴン!!」

ははっ、結構やるようになったなぁ牙王。

今すぐ戦ってみてーけど、そんな余裕はねーな。

「チッ.....あの剣の突破口は目に見えてんだけどなぁー。」

牙王は気付いてるみてーだけど、流石に状況がやべえもんな。

勝手もらわねーと困る。
A姉にとっちゃこんなのものまだまだ予習にしか過ぎないみてーだし。

「.....何をしている。」

「っ!!.....誰だ!!」

あぁっ!!こいつ見覚えがあるー。

確か.....ソフィア・サハロフだっけか？

「ソフィア・サハロフ？」

「何故私の名を知っている!!」

「元相棒学園の副生徒会長だろ？それにディザスターの凄腕。臥炎キョウヤに一番の忠誠を誓ってるって。」

「そんな情報を何処から入手した!!お前の名は!!」

「あぁー、俺？俺は羽鳥ハヤテ。」

「羽鳥ハヤテ.....まさか羽鳥ハルカの弟か。」

何で知ってんの？

「何で知ってんの？俺がハルカ姉の弟だって。」

「いいか。私はお前の姉が大嫌いだ。そしてお前も。キョウヤ様とA様の邪魔をするのなら去れ!!」

「いやいや、邪魔はしねーよ。ただ直接見に来ただけだからさ。」

不満そうな顔をして、ソフィア・サハロフは暗闇の中に消えていった。

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◇ソフィアはAと意外な深い関係である。

　