瞳に映る世界‡第三章‡

†55†　伊吹笑夢 ページ16

..........




＿ガチャ




「お、おっかえりー。」



「うぉわっ!!!」




研究室の扉が開きハヤテがいち早く反応する。それに驚いた人物は、階段に躓き勢いよく尻もちをつく。




「だ、大丈夫ですか…?」



「いやぁ、ありがと!
　ってかハヤテ!何でこんなに人が居るわけ!?」



「あんたが連れて来いつったんだろ。俺も牙王にこんなにお仲間が居るとは知らなかったんだよ!と言うかあんたは研究放り出してどこ行ってたんだ!?」



「放り出してないし!」



「あのー?」



「誰だよこいつ。」



「爆ちゃん失礼よ!」



「あああっ!!!ごめん!!ごめんね!!ごめんなさい!!!自己紹介しなきゃだよね!?あたしは伊吹笑夢。ハヤテの研究パートナーなの。そしてAの幼馴染みです。」



「手伝ってくれるのって笑夢だったのか…!」



「皆の事は知ってるわ。既に警察本庁や政府にも連絡してある。だからここなら、Aの研究は――…『ビーッビーッ』



「っ!何だ!?」



「やっべ。笑夢姉が言う前に……!」



『笑夢!笑夢!聞こえるかしら!?』



「絵茉姉さん!これは!?!?」



『きっとダークネスグリムＷのゲートが開いてるんだわ!!あのゲートはダークネスドラゴンＷよりも遥かに大きなゲートになると予測されている……!!!!私もすぐそちらに向かうから!!』



「了解!!!!皆!悪いけどちょっと外に出るわよ!!!」




..........

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