瞳に映る世界‡第三章‡

†54†　伊吹家へ ページ15

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「んー?着いたみたいだなぁ。」



「おっきい……よっぽどの資産家とかのお家ね……」



「察しが良いなぁー、宇木くぐる。」



《どちら様でしょうか?》



「俺、ハヤテです。約束してたので少し早めなんですけど来ました〜。」



《畏まりました。》




伊吹の使用人との会話が途切れ、大人数で押し掛けた事にハヤテは後悔する。連れて来いと言ったのは笑夢だが、流石にこの人数は……、と思っていた。





＊





「まだ帰ってきてねぇみたいだし、先に行ってるか。」



「何処にだよ。」



「俺らの研究所…!」




伊吹の家に入っても、何人かは不満そうな顔だった。

無理もないだろう。いきなり呼び出されてヘリに乗せられ、しかもそこには敵だった筈のモンスターがいた。しかも敵のバディだ。
そんなわけわからん奴のアジトに連れて来られて、いい気分なわけはあるまい。





「そういえば手を貸してくれるって言う人はどんな人なの?」




風音がハヤテに問う。ハヤテは顎に手を置き、少し考えるポーズを取った。

特にくぐるが聞いた事には何の躊躇いもなく答えられるのだが、それを今言う事に不服だった。
何故ならまだ出会って間もない、どこぞの馬の骨かも分からない奴だ。色々と頭がおかしいような。




「うーん…そいつが帰ってたら分かるだろうな。」




何を質問しても曖昧な答えしか出さないハヤテに、ノボルを始める何人かはハヤテを怪しむ目で見ていた。





―――――


◆次回作(バディファイト100)での主人公の仮の名前を募集します。


↓こちらは作者が今浮かんでいるものです。

＊黒石うらら(くろいしうらら)

＊百瀬華実(ももせかじつ)

＊神成百合花(かみなりゆりか)

＊黒雪ノア(くろゆきのあ)

＊巫亜紅音(かんなぎあくね)

＊姫槻らん(ひめつきらん)

＊彩雲想来(あやぐもそら)

＊百夜美亜(びゃくやみあ)

＊星音エミリー(ほしねえみりー)


これらのもの以外に「これはどう?」と言う物がありましたら是非お願いします。

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