瞳に映る世界‡第三章‡

†51†　お仲間勢揃い ページ12

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「………で、牙王。こいつは誰なんだよ?」




猫シャツが俺を指差して牙王に聞く。

バディはエル・キホーテのようだ。龍騎士か、ドラゴンＷの。




「ああ、こいつは俺の幼馴染みの……」



「羽鳥ハヤテだ。よろしく。」



「それで僕達は、何処に向かっているんだい?」



「それは秘密。」



「……よくこんなでけぇの用意出来たな。ハヤテん家って……」



「普通の一般市民。だけど俺の知り合いがな。」



「そうなのかー…」




でけーヘリに牙王の味方が勢揃い。それでもヘリに余裕のスペース。

これ本当にヘリか?
あれじゃね?どこぞやの派手なお嬢様の天空ルーム?




「そういえばハヤテ君、学校では見た事無いわね。もしかして不登校……?」



「んまぁそうだな。つか勉強は家庭教師が居るんだけど、義務教育だから週１で学校行ってるぜ。まぁ……学校も家庭教師も居なくても、A姉に仕込まれてたからな?」




A姉、と言う言葉に俺を除く全員が反応する。




「Aと……とても親しいんだね。」



「幼馴染みだからな。四年前までは毎日遊んでた友達。」



「なぁ?何処に向かってるんだ?」



「それさっき答えた。秘密だっつーてんだろ。」



「それより、後ろにいるモンスターは何ですの?」




どこぞやの派手なお嬢様……はこいつか。確かに派手だな。どこもかしこもお嬢様って感じで、苦労を知らなさそう。A姉が一番嫌いそうな相手だ。

まぁ、天野鈴鈴羽やらがアリスに気付き、俺に聞く。




「あー、彼奴な。おーい、こっち来い。」



「何よっっ!!命令しないで…!」



「悪ィ悪ィ。」



「………………っ!?!?」



「……アリス…タ…?」




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