＃第五章…共に生き ページ27
＊＊＊
「くぐる…、
お前何か知ってるんじゃないか?」
「ッ…!
ば、爆ちゃん?何言ってるの?
私は何も知らないよ!」
髪をさわさわと触り、後ろに手を組みながら右斜めに身体を動かすのはくぐるの嘘を吐く時の癖。爆はそれをいち速く気が付いた。
動揺するくぐる。何かの疑いの目を向けるタスクら。そして「あーらら」と小さく呟く風音。
先程まで風音の心配をしていたはずが、いつの間にか自分が疑われている。そんな空気に、口を開かず黙っているだけ。
「その反応…、
やっぱり何か隠してるんじゃないか?」
「教えてくれ。
絶対にAを見付けて、話をしたいんだ。」
「タスク様や牙王ちゃん達は、
なんでそんなにA様を探してるのよ。」
「それは―…「牙王君、いいよ。それは僕が話す。」
……ああ。」
「Aに、プロポーズするつもりだったんだ。
もっと強くなって、一人前の大人になったら迎えに行こうって。
そしてあの時Aに別れを告げた。
……つもりだったんだ。
別れてからもAの事が頭から離れなかった。
それで―…「よりを戻そうって事ですか。」
「違う。そんなんじゃないんだ。
僕にはAが必要だって気付いて。
急なAの引退にドンドン焦がれていって……。
結局、Aが居ないとダメなんだ。」
悲しげな表情でくぐるらに語るタスク。パル子は目に涙さえ浮かべている。くぐるは表情は分からず下を向いていて、風音は同情したような面食らったような顔だった。
だが風音はタスクに同情しているのでは無く、Aに情けをかけていた。
身勝手なタスクの言葉に、頭に来たのはこの二人。
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ハルカ - 杏ちゃん、タスクと主人公たちが、幸せに暮らすお話になるように、頑張ってね(*^^*)応援してるよ(*^^*) (2015年5月5日 12時) (
レス) id: e020a9b5b3 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - セブンさん» ありがとーっっ!!!頑張るよ! (2015年5月4日 22時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
セブン - おおぅ怖ぇ…。空音怖ぇ…(・д・||)なんちゅー女だ……。おぉ怖い怖い。話ズレたけど、杏ちゃんガンバ!!!!!!応援しまくるにゃ!!ファイトーッ!!!!! (2015年5月4日 22時) (レス) id: 2b8c9a42df (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - おんぷ♪さん» ありがとうございますっっ!!そう言われると嬉しいですっ!!! (2015年5月4日 21時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです！ (2015年5月4日 21時) (レス) id: 53b2ef5718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽杏樹 | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2015年4月26日 10時
