＃第四章…想い貫く＃３ ページ23
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「おっ待たせーっ!
いやぁ、遅れてごめんごめん!」
『風音ちゃん……。
いらっしゃい、そこの椅子に座って?』
-ガラッ-とドアが開き、元気で明るい声が病室に響く。風音の明るめの茶髪のが揺れる。濃いピンクの瞳は光が乱反射していて、キラキラ輝いていた。
「美人さんが好きな莓買ってきたよ!
後これ、おはぎ!
うちの婆ちゃんが作ってくれたの!
それと柚子レモンも!
身体が冷えたら大変だって婆ちゃんが作ってくれたんだ!」
『へぇ…!
ありがとう風音ちゃん。
嬉しいわ。』
「へへっ、あたしも手伝ったんだよー!
おはぎは少し形崩れてるけど、問題なし!」
「味の保証はするよ!」と笑い、それらを紙袋から白いテーブルに出す風音。Aにとってこんなに尽くしてくれる後輩が居て、とても幸せだと感じる。
思わず笑ってしまうほど、微笑ましい光景。
端から見れば姉妹か親子のようだ。
『凄いわね…!
風音ちゃんのお婆様はきっと素敵な人なんだわ。
風音ちゃんも将来、
立派なお嫁さんになるわね!』
「ちょっ!擽ったいってば美人さん!
あたし婆ちゃんっ子だから、
昔から婆ちゃんにこういうの教わってたの!
でもお嫁さんとか恋とか興味無いからね!?」
『ふふっ…!
美味しそうね。
１つ食べても良いかしら?』
「うんっ、莓もどうぞ!
今度は大福作って来ようかなぁ。」
『とっても美味しい…!
これは食べるのが勿体無いくらいだわ。
楽しみにしてるわね。』
おはぎを一口頬張ってみると、あんこの甘味と生地のもちもち感がたまらなく美味しかった。それはA好みで、１つをあっという間に食べてしまう。
祖父母や父親、母親と言う存在に長年触れていなかったAにとって、風音のような子に育てたい、と思った瞬間だった。
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ハルカ - 杏ちゃん、タスクと主人公たちが、幸せに暮らすお話になるように、頑張ってね(*^^*)応援してるよ(*^^*) (2015年5月5日 12時) (
レス) id: e020a9b5b3 (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - セブンさん» ありがとーっっ!!!頑張るよ! (2015年5月4日 22時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
セブン - おおぅ怖ぇ…。空音怖ぇ…(・д・||)なんちゅー女だ……。おぉ怖い怖い。話ズレたけど、杏ちゃんガンバ!!!!!!応援しまくるにゃ!!ファイトーッ!!!!! (2015年5月4日 22時) (レス) id: 2b8c9a42df (このIDを非表示/違反報告)
杏樹(プロフ) - おんぷ♪さん» ありがとうございますっっ!!そう言われると嬉しいですっ!!! (2015年5月4日 21時) (レス) id: b9184114f0 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ♪(プロフ) - とても面白いです！続きが楽しみです！ (2015年5月4日 21時) (レス) id: 53b2ef5718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天羽杏樹 | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2015年4月26日 10時
