お泊まり ページ3
『お泊まり？』
放課後と言ってもまだ半分近くクラスメイトが残っている教室のど真ん中で間抜けな声が出てしまう。
「そ、明日2人で私の家でプチお泊まり会」
お茶子ちゃんが優しく説明してくれる。そりゃあ、楽しそうだけど行ってもいいかな？でも、お誘いしてくれるってことはいいんだよね？？
『行きたい！です！』
「よし、じゃあ明日一緒に帰ろ！」
またね、と言って緑谷くんと飯田くんと一緒に帰ってしまった。
......お泊まりって何持って行ったらいいの！？
私は不安と楽しみが混ざっていた。
次の日。
学校終わりに2人でスーパーに行ってからお茶子ちゃんが1人暮らししてるアパートに向かう。
『お邪魔しまーす』
「特になーんもないけどどうぞ〜」
可愛らしい家だ。
お茶子ちゃんが夜ご飯を作ってくれて、私がデザートのプリンを作った。
ご飯美味しかったなあ......。そんなことを考えながらお風呂に入った。
部屋に戻ると、布団が2つ並べて敷いてある。
「あ、湯加減とかどうやった？」
『全然良かったですよ！寧ろ先に入ってごめんなさい！』
「そんないいのに。私もお風呂入ってくるね」
そう言ってお風呂に行ってしまわれた。
お布団に寝転ぶとふかふかしていて心地良い。身体を丁度良い感じに暖まっている。
ああ、寝ちゃいそう......。確かに今日は演習があって、体力的に疲れてる。そんなのただの言い訳にしかならない。
お茶子ちゃん、待っていないと......。
『う、ぅん？』
「おはよう、Aちゃん」
なんでお茶子ちゃんが私の部屋に居るの？ああ、違う。私がお茶子ちゃんの部屋に居るんだ。......！！
ガバっと勢いよく起き上がる。
辺りを見回すと朝日が差し込んでいる。これは寝落ちしてしまったやつだ。
『昨日は、先に寝ちゃってごめんなさい！』
「？......ああ！別に謝らんでいいのに」
『でもっ、』
「寧ろ、寝顔を堪能出来たし〜？」
ニマニマと笑顔なお茶子ちゃん。かわいいな。しかしお茶子ちゃんの携帯には私の寝顔の写真が映し出される。
『なっ......！？！？』
「お風呂から戻ってきたら、Aちゃん爆睡中だったから写真撮っちゃった」
これでお相子ね、とイタズラに成功した子供のように笑うお茶子ちゃん。
私たちは朝ご飯を食べて身支度してから、2人で学校に向かった。
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雛(プロフ) - 上鳴勇香さん» はじめまして(^ ^)そう言ってもらえると嬉しいです！これからも精進させていただきますね！ (2018年2月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
上鳴勇香 - もうすごくキュンキュンして、やばいですもう上鳴がかわいくて最高です！応援しています！ (2018年2月9日 16時) (レス) id: df69819376 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 麗愛さん» はじめまして(^^) 応援のお言葉を貰えて嬉しいです！これからも精進させていただきますね (2018年2月7日 0時) (レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
麗愛 - 上鳴君大好きです！更新がんばってくださいね！ (2017年12月25日 12時) (レス) id: 89d093ef08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛 | 作成日時：2017年9月28日 11時
