花火 ページ14
っはああああああ！！
上鳴くんとお祭りデートだなんて恥ずかしすぎる！でも嬉しいけどね！！
家に居ても落ち着かないからちょっと早めに待ち合わせ場所に行こ。
上鳴くんは私服と浴衣どっちなんだろ？浴衣姿が拝めたらなあ......
なんて期待しながら鳥居に向かう。
「あ、Aちゃん」
『上鳴、くん』
待ち合わせ場所である鳥居に着いた。上鳴くんは浴衣姿だ。え、似合い過ぎじゃない？大丈夫？っていうぐらいにかっこいい。
「Aちゃんも浴衣なんだな」
ニコニコと話しかけてくれる。
『......はい』
かっこよすぎてまともに目も合わせられない。
日が沈みかけてるけどまだ少し明るい。その薄明かりの所為で余計に上鳴くんが艶っぽい。なんて私ははしたないんだろうか。
「何か食う？」
『っえ、あ、チョコバナナ食べたいです！』
甘い物を食べてちょっとでも落ち着こう！そう思った。
「りょーかい！」
ニッと笑う上鳴くん。それだけで私の鼓動は速くなる。
「Aちゃんは危なっかしいからなー」
そう言われて手を繋がれる。
『〜〜〜〜っ！？あの、手っ......』
こんなのクラスの子に勘違いされちゃうよ！！みんなこの祭に来るらしいから！
「......だめ？」
繋がれた手がぎゅっと強く握りしめられる。寂しそうな表情をされた。
『っ......だめ、じゃない、です......』
私は首を横に振る。上鳴くんはニコッと笑う。
「じゃ、チョコバナナ売ってるとこまで行こーぜ」
上鳴くんは私の手をぎゅっと握りしめて歩きだす。
そんなの......ずるいよ、上鳴くん。
私はそう思いながらも、慣れない下駄で上鳴くんの横を歩いた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛(プロフ) - 上鳴勇香さん» はじめまして(^ ^)そう言ってもらえると嬉しいです！これからも精進させていただきますね！ (2018年2月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
上鳴勇香 - もうすごくキュンキュンして、やばいですもう上鳴がかわいくて最高です！応援しています！ (2018年2月9日 16時) (レス) id: df69819376 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 麗愛さん» はじめまして(^^) 応援のお言葉を貰えて嬉しいです！これからも精進させていただきますね (2018年2月7日 0時) (レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
麗愛 - 上鳴君大好きです！更新がんばってくださいね！ (2017年12月25日 12時) (レス) id: 89d093ef08 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雛 | 作成日時：2017年9月28日 11時
