放課後 ページ10
あの後、教室に戻ったら丁度クラスメイトが来た。
鋭児郎から聞いた話によると、皆は個性使用OKの体力テストをしてたみたい。
そんな鋭児郎は今、職員室に行っている。だから私は教室で待っている。教室には何人かいる。上鳴くんは背の高い細身の黒髪の人と話している。上鳴くんって、あんまり身長大きくないんだなー。
上鳴くんの方を見てそんなことを考える。
『ッ！？』
目が合った。すると上鳴くんは微笑む。そして私に手招きをしてくださる。
え！？私！？ そんな訳無いと、私は後ろを見てみるが誰もいない。
「ブッ！！」
「いやいや、後ろに誰もいないから！Aちゃんもこっちおいでよ！」
上鳴くんはそう言う。 神様ありがとうございます......。私は言われた通り上鳴くん達のところへ行く。
ここに座りなよ、と上鳴くんに案内されて誰のか分からない椅子に座る。上鳴くんは私の座ってる席の人の机に腰掛けてる。黒髪の人は上鳴くんの隣に立ってる
「木々野さんだっけ？俺、瀬呂範太。よろしくな」
『あっはい！木々野Aって言います』
「おっけー。俺のことは呼びやすいように呼んで」
『はい！よろしくお願いします！』
瀬呂くん自己紹介を済ませると、上鳴くんが私の方を見て言う。
「朝はごめんな。俺の所為で怪我しちゃったじゃん？」
上鳴くんはバツが悪そうに謝る。
『かっ、上鳴くんは悪くありません！私が、勝手に怪我しただけなんで......』
「でもさ俺が話しかけたから怪我しちゃったから、俺の所為じゃん？俺と話すのヤだった？？」
『上鳴くんは一切悪くありません！それに、上鳴くんと話すのイヤじゃないです！』
「......！まあ、Aちゃんが無事ならいいんだけどよォ」
『ふふっ、ありがとうございます』
「......っ！」
瀬呂くんが
「いやー、おアツいねえ」
ニヤニヤともニコニコとも言いきれない表情をして上鳴くんと私のことを見る。
「そんなんじゃねーよ！」
「え〜 そうかな〜。っと、俺飲み物買ってくるわ」
「は？」
「だから飲み物買ってくんの。分かった？」
「急すぎね？」
「お前とAちゃんのやり取り見てたら喉乾いたから」
「どんな理由だよ！？」
上鳴くんがツッコむ。
「Aちゃんは何飲む？行くついでに買ってくるよ」
ツッコミを無視して私に話しかけてくる瀬呂くん。
『え？や、私は、大丈夫ですよ』
「そう？」
『はい』
「瀬呂ォ！俺の話を聞けよ！ちなみに俺はファ○タな！」
「りょー」
瀬呂くんは自販機に行ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雛(プロフ) - ねねさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言われると嬉しい限りです( ；∀；) お話的には結構オチに近付いてきてるのでこれからも更新頑張らせていただきます！ (2017年9月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - 最高です！上鳴推しにはたまらんです♪更新楽しみにしています。 (2017年9月18日 3時) (レス) id: 5be3cb0310 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雛 | 作成日時：2017年8月17日 0時
