入学初日 ページ9
数日後
「おーい、A〜」
『っはーい』
私は着慣れない制服を着て玄関へ向かう。
ドアを開けるとそこには雄英の制服を着た鋭児郎が立ってた。
『やっぱ見慣れないや、その髪』
「んー、そうか？」
『うん』
「まーそのうち慣れる！」
暫く2人で歩いてたら雄英高校に着いた。
「俺とAおんなじクラスだぞ！」
『ほんと！？良かった！！』
鋭児郎と一緒のクラスというのは有り難い。
そして2人で教室に入る。
まだあんまり人がいない。まあ、いっぱいいても落ち着かないんだけど。
私は自分の席に座る。後ろは鋭児郎だ。前の席は誰なんだろう。怖い人だとヤだな……。
ガラ
『あっ』
思わず声が出た。あの人が教室に入ってきたからだ。あの人の一挙一動を目で追ってしまう。そんなことしちゃだめなのに。
って、え？
あの人が私の前の席に座る。
そして振り返って
「あれ？君ってあの時の子だよね？」
『ッ......はい。そう、です。あの時は、ありがとうございましたっ。』
やっぱりぎこちないけどちゃんと返事が出来た。
「いいのいいの！俺、上鳴電気！よろしくな！」
太陽のような笑顔を浮かべ自己紹介をする彼。
つられて私も自己紹介をする。
『わっ、私は木々野Aです！こちらこそ、よろしくお願いします。』
椅子に座ったまま勢い良く頭を下げる。が、勢い余って思いっきり机で頭を打った。……最悪だ。
『......ん？』
ここ、どこだ？そういえば私、頭思いっきり打ったんだ。しかも、上鳴くんの目の前で！初っ端から最悪過ぎる！
「おや？目が覚めたかい？」
『ぅわっ』
いきなりリカバリーガールが声をかけてきた。
『あの、ここまで誰が運んできたんですか？』
「ん？あぁ、あの子だよ」
リカバリーガールは外を指さす。外を見ると何故かクラスメイトがジャージ姿でいる。
『えっと、あの赤髪ですか？』
私のは鋭児郎のことを指さす。
「そうだよ。あと、あの金髪の子が付き添いで来たよ」
『分かりました。ありがとうございます』
私はお礼を言って保健室を後にした。
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雛(プロフ) - ねねさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言われると嬉しい限りです( ；∀；) お話的には結構オチに近付いてきてるのでこれからも更新頑張らせていただきます！ (2017年9月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - 最高です！上鳴推しにはたまらんです♪更新楽しみにしています。 (2017年9月18日 3時) (レス) id: 5be3cb0310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛 | 作成日時：2017年8月17日 0時
