熱く熱く ページ34
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『......う、ん』
目を覚ます。あれから一体どの位寝てたんだろ。携帯を探すが見当たらない。あっ制服のポケットに入れっぱだ。つーか、制服だったはずなのにパジャマになってる。誰が着替えさせてくれたんだ？ 鋭児郎ではないのは確かだ。アイツは私が寝る前に出てった。まあ、妖精さんがしてくれたってことにしておこう。
ベッドに寝転んだまま窓際を見ると、制服がきちんとハンガーに掛かってるのが見える。じゃあ、携帯もあそこにあるんだろう。そう分かれば一安心。
もう一眠りしようかな〜......
「やっと起きたか」
声が聞こえた方に目を向けるとそこには相澤先生がいらっしゃる。
『ぅあっ、あああああ相澤先生ぃ！？』
「病人がデケー声出すな」
軽くデコピンされる。眠気が一気に吹き飛んだ。なにこれ！寝起きドッキリってやつか！？先生は床に座る。私はなんとか働く脳みそを駆使して話す。
『なんで、いらっしゃるんですか？』
「切島から連絡貰ったからだ」
『この服は先生が？』
「ああ、パジャマは切島が教えてくれた」
アイツ本当になんでも知ってるな。
『今、何時でしょうか？』
「14時過ぎ。どうせ、ずっと寝てたんだろ」
そう言うと飲料ゼリーを1個渡してくれる。ひんやりしてて気持ちいい。
『あ、ありがとうございます』
「熱測ったら38℃まで下がってた」
『はい』
私は飲料ゼリーをゆっくり吸いながら返事をする。
「質問タイムは終わりだ」
その言葉は、俺はもう帰る、という事を意図しているのだろう。
『わざわざすみません』
「......別に。大事になる方が非合理的だからな。もう寝ろ」
驚きで眠気吹き飛んだんですけど、なんて言えるワケない。
そして自室のドアが静かに閉められる。
1人になった途端に頭クラクラするな。
あ、鋭児郎にお礼言わないと。携帯を取りに行き、ベッドの中で確認する。
鋭児郎相澤先生に伝えといたぞ
鋭児郎あと、ぜってー無茶すんなよ!
鋭児郎からちょっと過保護っぽいLINE来てる。
あ
電気辛くねーか?なんか食いたい物あるか?
上鳴くん......。
鋭児郎に『ありがと。無茶しないよ！』と送る。やばい文字打つのしんどい。
上鳴くんに『そんなに辛くないです。プリン食べたい』と変なLINEを送ってしまう。相手が鋭児郎ならまだしも......。
すぐに上鳴くんから返事が来た。
電気りょーかい!お大事にな
『っ！』
それだけでもっと熱くなるよ。熱は当分下がんないや。
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雛(プロフ) - ねねさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言われると嬉しい限りです( ；∀；) お話的には結構オチに近付いてきてるのでこれからも更新頑張らせていただきます！ (2017年9月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - 最高です！上鳴推しにはたまらんです♪更新楽しみにしています。 (2017年9月18日 3時) (レス) id: 5be3cb0310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛 | 作成日時：2017年8月17日 0時
