思考回路の調子は微妙 ページ32
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「で、き、たーーーーーー！！！」
筆記試験がやっと全部終わり、上鳴くんは私の方に振り向く。
『本当ですかッ！？』
「おう！手応えアリだぜ！ありがとな！！」
親指をグッと立てている。やった！一緒に林間合宿に行ける！
『いえいえ、上鳴くんの努力の賜物ですよ』
「ンなことねーって！Aちゃんのお陰だから！」
そう言われると恥ずかしいけど、やっぱり嬉しいや。
『ありがとう、上鳴くん』
私はお礼を言い返す。
「ッ......」
「上鳴ー、ヤオモモにお礼言いに行こー」
三菜ちゃんが上鳴くんに話しかける。
「お、おう！」
上鳴くんは慌てた様子で立ち上がり、百ちゃんの所へ行く。
すると鋭児郎に後ろから話しかけられる。
「お疲れ。どーだった？」
『鋭児郎もお疲れ様。上出来だよ！』
なら、お前も一緒に林間合宿に行けそーだなと笑顔で言われる。やっぱりみんなで行きたいよね。
「オレちょっとバクゴーにお礼言いに行ってくるわー」
『爆破されないようにね』
さすが鋭児郎。あの、爆豪くんと仲良しなんて！私だった絶対2秒で爆破される！何より爆豪くんの
にしても最近寝不足気味だったけど、筆記試験はいい感じだし、朝はみんなにいっぱい挨拶出来たし、調子いいかも！
......朝......
────行くなよ
今朝、上鳴くんに言われたことを思い出し、思わず立ち上がる。全身が熱くなる。うおおおおおお!落ち着け自分！！！！つーか、なんで上鳴くんはあんなこと言ったの！？
ハッ！......もしかして、嫉妬......？
って違う違う！！ないない！！上鳴くんはきっと、「お前が輪にいるとそいつらの迷惑になるから行くな」って意味で言ったんだよ！多分！！
でも、上鳴くんはそういうこと言わない人だし......いや、言わないってだけで思ってはいるのかも......。
「A、帰ろーぜ」
『うおああっ！？え、いじろー！？』
「何をそんなに驚いてんだよ？」
爆豪くんにお礼を言い終えた鋭児郎に急に話しかけられる。そりゃ驚くわ！このおバカさん！
『いきなり話しかけられたら誰だって驚くから！』
あーもー。心臓に悪いんだから！私が驚きやすいって知っててこういうことするんだから。しかも、無自覚で。
「わりーわりー」
『反省してないじゃん！』
ぎゃーすか言いながら鋭児郎と一緒に教室を出る。
それでも道中、脳みそは上鳴くんのことを考えていた。
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雛(プロフ) - ねねさん» はじめまして。コメントありがとうございます！そう言われると嬉しい限りです( ；∀；) お話的には結構オチに近付いてきてるのでこれからも更新頑張らせていただきます！ (2017年9月18日 17時) (
レス) id: b31a2b7c08 (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - 最高です！上鳴推しにはたまらんです♪更新楽しみにしています。 (2017年9月18日 3時) (レス) id: 5be3cb0310 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雛 | 作成日時：2017年8月17日 0時
