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第6話 ページ9
【彪馬】
洸希は反対。
玲於「…。どうしよう。」
いつも冷静な玲於くんでも焦り始めてる。
風呂とか言ってまたマイクを通して話してる。
洸希は自分の為にやっているのか。
それとも俺達の為に。
家族の為に。
俺達はここに家族の同意で来たわけじゃない。
家族が必死で泣きながら訴えて引き戻そうとするけどそんな事出来るはずも無く。
洸希は
たった一人
自分の意思でここに来た。
ここに来ても何もいいことが無いのに。
洸希は自分でこの道を選んで来た。
だから脱獄するなんて馬鹿な話。
出来ない。
しちゃいけない。
洸希は支配者になりかけている。
壮吾と目を合わせ脱獄の話に戻す。
彪馬「脱獄の話なんだけど。
洸希無しでも出来るよね？」
毅「おまっ、何言ってんだよ！」
壮吾「洸希にはのちのち説得して入ってもらうとして
計画しとかなきゃ進まない。」
ジャン「だって洸希は反対してるんだろ？
じゃあどうやったって…」
彪馬「確実に脱獄できるくらいの計画を立てれば
洸希も行けると思って話に乗るんじゃないかな。」
俺の一声でみんな計画を話し始めた…
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作者名：ルテラ | 作成日時：2019年1月27日 9時
