第41話 ページ44
公園に辿り着くはずだった。
道を曲がれば俺達が目にしては行けない光景が……
洸希「み、みんな！！」
洸希が振り向き安心したような顔つきになる。
けれど洸希の足元には
玲於「洸希っ…お前…」
ジャン「嘘だろっ…」
何者かに撃たれ倒れている楽と壮吾が居た。
颯「洸希がやったの……？？？」
悲しそうに質問をする颯を見つめ
洸希「俺はっ……！！やってないっ！！」
今にも泣きそうな顔で訴える洸希が。
彪馬「ﾊｱｯ…ﾊｱｯ…ﾊｱｯ…みんな居たん……楽…？壮吾…？」
俺達の後ろからやって来た彪馬は俺たちと同じような反応をする。
毅「お前…和哉は？？」
彪馬「それがっ…」
ﾊﾟﾝｯ
どこからか音がした。
いつの間にか玲於は膝から崩れ落ちていた。
ジャンは拳を握り、颯は睨みを効かせていた。
どうしてかって……？？
洸希「ｶﾊｯ……」
？？「田中洸希排除。残り5人。」
玲於「てめぇ……」
ジャン「……和哉は？」
彪馬「それがっ！和哉が！！」
？？「あぁ。あいつか。もう【排除】したよ。」
颯「何やってるのか分かってんのか！！！」
颯は走り、殴りかかった
…が
ﾊﾟﾝｯ
颯「ｱｯ…ｳｯ……」
玲於「颯！！！」
ジャン「おい。」
毅「おい、ジャン！！今行ったら殺られる！！」
彪馬「そうだよ！！」
ﾊﾟﾝｯ
ﾄﾞｻｯ…
彪馬「ごめんっ……」
ﾊﾟﾝｯ
ｸﾞｼｬ……
玲於「………………」
ﾊﾟﾝｯ
ジャン「危ないっ！！！」
毅「あぶね…」
ジャン「おい毅。逃げ((ﾊﾟﾝｯ))」
毅「は……？」
目の前で……仲間が死んだ。
それも1番仲良くしていた。
背中から血を流し、ただ静かに倒れるだけの仲間。
気付けば周りは倒れている仲間。仲間。なかま。ナカマ。
毅「うわぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！！」
ﾊﾟﾝｯ
殺される……運命だったんだ。
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○○新聞
7月某日
東京都千代田区にある保護施設で犯罪行為が行われていたことが発覚。
保護施設の管理人【田原】という男が誘拐罪で逮捕された。
また0歳児の部屋や、小学生、中学生など様々な部屋があったが
1つの部屋のみ誰も居なかったと警察庁は語った。
失踪または行方不明として捜査を開始。
今後の情報に耳を傾けていこう。
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作者名：ルテラ | 作成日時：2019年1月27日 9時
