第39話 ページ42
【from Fire】【颯】
あれから何時間経ったかな。
空はオレンジに染まり始めていた。
玲於「もうすぐ6時だと思うから早めに公園行こ。」
玲於の後について行き周りを警戒すれば当たり前のようにうろちょろしている警備達。
毅「ここは行くまで待つか。」
毅の言葉で俺らは通り過ぎるのを待つ事にした。
警備達が横を通り過ぎた時。
目が合った気がする。
やばい。どうしよう。
もし俺のせいでみんなが処分されたら…？？
そう考えると気付かないうちに体が震え始めた。
ジャン「颯？？大丈夫？？」
颯「う、うん。大丈夫だよ…？」
毅「落ち着け？」
玲於「……あいつら行った。話は歩きながら聞く。
颯。俺達に秘密は無しだろ？？」
【from Thunder】【洸希】
裏路地で何をするか話し合ったあと道に出ようと思い
顔を建物から覗かせると
？？「もうあいつら逃げ足速いからな〜……あ。」
洸希「……っ。」
見つかってしまった。
彪馬「洸希…？？」
洸希「お前ら…バレたぞ！！逃げろ！！」
俺がそう呼びかけると自然と別れる俺たち。
壮吾「んで？どうするんすか？」
楽「もう走るの嫌なんだけどー」
そんなことを呑気に話す2人にゲンコツを食らわせ
その後の事を話す。
洸希「あいつらは俺たちを徹底的に処分すると思う。
だから絶対に真っ直ぐに走っちゃだめ。」
楽「クネクネすればいいの？？」
壮吾「くねくね〜」
洸希「お前らおふざけじゃないんだぞ！？｣
そんな事を話しているといつの間にか公園に着いた。
楽「どうすんの？？俺達のことわかってるでしょ。」
壮吾「万が一トランシーバーから声聞こえたらただの警報機になるだけだし。」
洸希「壊すにも絶対なんか仕掛けがあるはずなんだよな……」
すぐに俺達は公園のトンネルのようなものに入り作戦会議をした。
楽「あ、ボリュームoffにすればいいんじゃない？」
洸希「さすが楽！！」
壮吾「しーっ！」
壮吾に説教をくらいながらも俺はトランシーバーの音量をoffにする。
洸希「よし。これでいいだろう。
みんなが来るまで表で待ってよう。」
楽「洸希はここに居てよ！
俺行ってくる。」
壮吾「あ、ちょっと……！！」
壮吾の言葉を無視して楽は走っていった。
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作者名：ルテラ | 作成日時：2019年1月27日 9時
