BAD BOY 絆 (ページ27)

今日:15 hit、昨日:0 hit、合計:13,800 hit

第24話ページ27

【彪馬】

みんなが洸希を追い詰める。

洸希はみんなの問いかけには答えずただずっと俯いて唇を噛み締めていた。

なんだよ。

そんなに苦しいなら早く言えばいいのに。

ここにいるみんなはお前の話を聞いただけで絶望するやつじゃねぇよ。

和哉「風呂上がった……まだやってんの。」

洸希「お……は……けい……よ」

楽「……ん？洸希今なんて(洸希「お前らには関係ないって言ってんだろ！！！！もうほっといてくれよ！！」……洸希…」

彪馬「ちょっと！！」

洸希は聞こえないかのようにズカズカとお風呂に入っていった。

壮吾「もうみんな風呂入ったし寝よ寝よ！」

玲於「……そうだな。アハハ…寝よっか。」

和哉「……楽髪乾かして〜」

楽「はいはいw」

やめてよ。そんな悲しい顔しないでよ。

いつもの俺達じゃない。

何が原因？

洸希？壮吾？和哉？楽？俺？

もう分からない。

何が原因でどうすれば直るのか。

この心の隙間はどうやったら埋めれるのか。

洸希はアイツに執着してる。

そこから引き離すには洸希自身を壊さなきゃいけない。

まるで麻薬のように深く暗い谷に落さなければならない。

そんな事するぐらいなら洸希の自由にした方がいい。

その方が俺達のためでもあり洸希の為にもなるから。

そんなことを思う午後9時だった。