BAD BOY 絆 (ページ20)

今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:13,805 hit

第17話ページ20

【楽】

皆が学校に行った後、

俺は1人でMILK部屋に入る。

楽「最初は普段の事するか…」

そう思い粉ミルクに手を伸ばした。

赤ちゃん「おぎゃー！！！」

楽「はいはい、もうすぐだからね。」

赤ちゃんにミルクを飲ませ終わると

すぐに寝てしまい静かになる。

起こさないように麻酔の場所を確認し

台に乗って麻酔に手を伸ばす。

その時。

支配者「何してる。」

俺の背中に冷や汗が垂れた。

楽「あ、いやぁ…何も…」

支配者「じゃあなんで台に乗ってる。」

言い訳を何回も考えるけどすぐに追い込まれる。

支配者「ちょっと来い。あいつに教えて貰って来たかいがあったな。」

楽「ん〜〜〜〜〜〜〜〜！」

口を塞がれいつもの部屋に戻される。

ジタバタと抵抗するが大人の力には敵わず。

乱暴に床へ落とされる。

支配者「さぁ何をしようか。」

と奇妙に笑ったあいつに

俺は何も出来なくなった。

その後はカッターで服を切り裂かれ

何度も何度も殴られた。

痛いなんて感情が無くなるほどに。

窓辺に来た猫も怖がるくらいに。

それから1時間ほどしただろうか。

支配者「はぁ。疲れた。今日はここら辺にしといてやる。

次はもう無いからな。」

と感情など無い瞳でそう言われて動く事が出来なくなった。

それからは皆が帰ってくるまで窓辺の猫と学校を見ていた。

横断歩道に歩いて来た皆を見て

寝室の毛布に隠れて

誰かが見つけてくれるまで待った。

そう思っていたら毅くんが気付いてくれた。

それが俺の最悪な話。