BAD BOY 絆 (ページ12)

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第9話ページ12

【玲於】

ジャン「じゃあこの位にして寝るか。」

玲於「そうだね。」

颯「じゃあおやすみ。」

毅「早く寝ろよ〜」

作戦会議が終わりもう時間帯が遅いという事で

即座に寝ることに。

そして朝。

楽「うわぁー。行けるかな…」

玲於「和哉本当に大丈夫なの？」

和哉「大丈夫だよ！」

楽「他人事みたいに言って…」

と珍しく怒っている楽。

麻酔は耳にGPSを入れるためにあるらしい。

毅「俺らは学校行ってくるから。

楽。無理だけはするな。

やばいと思ったら普段の当番をしろ。」

楽「分かった。」

なんだか嫌な予感がした。

この後、何か起こるんじゃないかって。

楽の放った言葉がなぜか忘れられなくて。

『こんな生活ゴメンだよ…』

『耳切るしかないよね。』

『うわぁー。行けるかな…』

『他人事みたいに言って…』

『分かった。』

もう、楽が消えてしまうんじゃないかって。

これで失敗したら？

もう楽は戻って来ない？

脱獄が失敗するかもしれない。

不安な事が頭をよぎる。

授業に集中してられなくて。

毅に頭を叩かれる。

毅「楽ならやってくれる。」

と俺にしか聞こえない声で言ってくれた。

その言葉に元気が出て。

その後は集中出来た。

毅「よし！帰るぞー！」

ジャン「OK！」

毅やジャンが明るい雰囲気を出そうとするけど

みんな楽の事が心配みたいで。

道路には監視カメラも何も無いから

毅「大丈夫だって！！！」

と大声で言う。

その言葉でみんな笑顔になり

俺らはまた家に足を運んだ。