Bad Students

BAD ページ3

貴「いっ…」


目を覚ますと知らない天井


誰かの家でもなく、みたことのない場所

地面はコンクリートで、私は真っ黒なソファーの上で座ってる



あ、桜だ、桜の仕業だ…早く行かなきゃっ


そう思い立ち上がり少し道を進んでみると奥の方から人影が見えた




祐也「あの子大丈夫かな？w」



慶「大丈夫って？｣



祐也「1発さやったんだよね」




どうしよう…どうやってここから出よう


風磨に連絡…あっ！！携帯！


急いでさっきの場所に戻り携帯を探していると




シゲ「何探してるの？」



貴『別に？』



シゲ「もしかして携帯？」



うわっ…なんでわかんの？



シゲ「風磨っていう人黒蝶の幹部でしょ」



貴『……』


なんで知ってんの？携帯…携帯…


シゲ「あ、メールしといたよ？食事行けないって」




貴『はぁ？！』


『ふざけんないでよ！何勝手に人の携帯触ってんの？！』



殴ろうとしたが、私が女だからなのかすんなりと止められてしまった




シゲ「強気な女っていいね〜」



ピロリロンッ


あ、私の携帯の……



シゲ「風磨は心配性なんだ」


彼が私の携帯の画面を見せてきた



風磨なんで来ねぇんだよ、ドタキャンとか酷いぞ〜

風磨土産持ってくからな




貴『返してっ！』




背伸びをしても彼の手には届かないわけで



ドンッ


1発蹴ってあげた



シゲ「イッテェ〜」



貴『携帯は返してもらいました！ではさようなら』



意地をはって、こんなことを言ったけど実際は怖いんだよね........

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