気付いたら、独占欲。 (ページ10)

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_文化祭1日目。

部活のステージ練習やクラス準備に追われながらもあっという間にやってきた文化祭。

「ハンソル、その衣装本当にかっこいい」

今回の僕のステージ発表の衣装は、黒のワイシャツに黒のスキニーというブラックコーデ。

一緒の曲をやるスングァンも同じ衣装だ。

ria「うん、もう女子みんなイチコロなんじゃないの？」

sg「ねえ！僕もカッコいいでしょ」

「うん、スングァンもカッコいいよ」笑

カッコつけてポーズをとるスングァンに対して笑いながら答えるA。

ria「はい、カメラ目線くださーい」

スングァナに肩を組まれたと思ったら、リアが僕たちに向かってスマホを向けている。

sg「ハンソラもカッコつけて」

スングァンのノリに合わせて、カッコつけながらポーズを取れば

近くで見ていた後輩たちがざわめいていた。

ria「Aも入って！」

リアの隣で同じように写真を撮っていたAが、僕たちの方に向かってくる。

ちなみにAの衣装は、白のワイシャツに黒のライダース生地の少し膝上までの長さのタイトめのスカート。
リアもAと同じグループで白のワイシャツに黒のフレアパンツだ。

大人・先生をイメージした衣装らしい。

sg「Aは真ん中ね」

僕とAにこそこそとポーズの指定をするスングァナ。

言う通り、Aを間に挟んで、Aの手をとり隣から顔を覗き込むようにする。反対からスングァニも同じポーズ。

Aは無表情ね、と言われていたけど無表情に堪え切れずにすぐに照れ笑いになっていた。

ria「ちょっとたまらんよ、A可愛い！！」

リアはパシャパシャとシャッターを切り続ける。

スングァン曰く、ホストの誘いに乗らないお姉さんイメージらしい。(どんなイメージだよ)
　

後ろの後輩たちからは
「キャーー」「やばい、しぬ」
「カッコ良すぎるって！」「可愛すぎるだろ…」
そんな声が聞こえていた。