気付いたら、独占欲。 (ページ6)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:3,139 hit

5 (スニョンside) ページ6

___

hs side

俺のことが推しの後輩がいるって聞いて、すごく嬉しかった。

ハンソルとAの学年ではそんな話全然聞いたことなかったなぁと思って推しがいないか聞いてみた。それなのに

…なんで、俺の名前が1ミリも出てこないの？！

確かにスンチョル先輩は部長で頼りがいがあったしドラムしてる姿もキラキラでカッコよかったけどさ！

特にAは、直々のベースの先輩である男の俺にときめくことはなかったの？！あと俺だって今は部長だよ？！

そんな気持ちが顔に出ていたのか

「あっ、ちょっと先輩、拗ねてます？！」

Aに拗ねていることに気付かれた。

hs「ヤーなんで俺の名前があがらないんだよー！ハンソルとAは俺のことカッコいいって思ってないの？！」

vn「いやいや思ってますって！笑」

「そうですよ、先輩のことすごくカッコいいって思ってますよ？」

__ドキッ

…あれ、なんか直接カッコいいって言われたの初めてで心臓おかしくなった？

hs「じゃー具体的にどういうところですかー」

そんな自分の気持ちを誤魔化すようにいつもの調子で質問した。

vn「…んー、ベース弾いてる姿」

「…ベース弾いてるのはもちろん、表情がカッコよくなるところとかギャップがあってカッコいいです！」

…いやちょっとまって。

さっきよりも俺の心臓の音速くなってない？！

hs「んふふふ、それならよろしいっ」

なんて、いつもの俺を装って満足そうに応えたけど、心臓がうるさすぎる。

__俺、Aのこと好きなの？